あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

更に上から朱をかけた。 - 2017.08.07(ポケットの窓から)
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はる 5952
 造形物として魅力的な存在か?というのが私にとってとても大事な要素だと思っている。人が創った物でありながら人為的なにおいが感じられないのがいい。どこまでその作為を抜くことが出来るかということが肝のように思う。

 スペインの現代作家で今のリアリズム絵画の火付け役のように言われる作家にアントニオ・ロペス・ガルシアがいますが、実際に観るとけっしてスーパーリアリズムではないのですね。かなりラフな仕上がりで、ところどころ塗り残しがあったり、コラージュなんかもしてあったりして。ここがとても大事なんですが絵画というより造形物として魅力的なんですね。

 日本人の作家の最近のスーパーリアリズム絵画にはそういった何と言うのか物としても存在感が希薄なんですね。

 自分が今ここに存在するという最も基本的な「自己確認」というのか「存在の確認」というのはパソコンやスマホじゃだめなんです。結局まぼろしなんですよ。電脳の世界というのは。ここだけに浸っているとやっぱりどこか人間として生物としておかしくなってくるのじゃないかな。遺伝子組み換えの食べ物ばかり食っているとやがては生殖能力が亡くなって生物として絶えて行くのと同じようにね。

 芸術の存在価値というのはそんなところにもあるのじゃないかな。

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