FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

玄関口 - 2017.07.23(ポケットの窓から)


はる 5937
 李朝の箪笥というのは和箪笥と比べてざっとしているけれどこれがなかなか自分の好みにあう。和箪笥は江戸指物細工のように凄くきっちりとしていて木工細工としては世界的な水準に達しているように思うな。日本建築の柱の継ぎ手など本当に寄せ木細工のようで見ていて飽きない。こんなものをよく考えたものだと感心する。

 そういった和の細工物に比べると李朝の木工細工は大陸的というのか、実におおらかに出来ている。元々が半島が木が育ちにくい岩盤で出来ていることや厳しい風土、冬場の寒さなどの影響かと思われるのだが、暖房にオンドルなどを使うので木が変形するのかもしれない。そんなことから必ず床には直接置くようにはなっていない。などなど日本の箪笥とはちょっと違う異国風味があるな。そこがまたいいのだ。

 李朝の焼き物なども造形的にかなり豪快で、そこに一筆書きのような達筆な運筆で枯れ花がかかれていたりする。日本のやきものにも多大なる影響をあたえただろう。民芸などそのままかもしれん。いやもともと焼き物は朝鮮から陶工がわたってきて伝えたものだからな。茶室など朝鮮の古い民家そのものだもの。朝鮮民画なども好きだ。

 私の絵の方向はやがてはそこらあたりに行くのかもしれん。

comment(2)

 
 
 そうですね。飯野さんはその筋の専門家でしたね。あの時代に朝鮮の焼き物の素晴らしさを発見した眼力は本物ですね。

 
『浅川伯教 朝鮮古陶磁論集』なるものを北杜市の浅川伯教・巧資料館がもうすぐ出ます。編集のお手伝いをしています。
李朝の絵も木工も焼物も、ざっくりした素の持ち味がいいなあと思います。

secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4075)
未分類 (209)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (166)
作品 (238)
写真 (69)
今日のアトリエ (84)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (58)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (21)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (7)
フリーエリア

designed by まて