
はる 5812
また平均寿命が延びたようだな。まぁ平均寿命まで生きたとしてあと15年あるな。いったい何が出来るのか?と考えてしまう。今回の個展で85回目だから確実に100回は越えるだろうな。まぁ回数やればいいという訳じゃないけどね。
昨日のフランスの作家のライブペイントなど観ていると、現代音楽もこういった場には凄くマッチして見えるな。時々FMで現代音楽の時間をやっているけど、音楽だけ聞いているととてもじゃないがついて行けない。映像というのかこういったパフォーマンスが入るとすんなり見えるから不思議だな。一つ楽しみ方を教わった気がした。
ところで、フランスで日本の具体美術や書道が受けるのかわかったような気がする。純粋な抽象の下地が我々の感覚にはあるよな。例えば絵の具のシミとか、にじみとか、なにも描かれていない空間とか、陶器の偶然の美、自然の音とかそんなものに美しさを感じる感性というのはフランス人と少し似ているのかもしれん。
あの女性作家は全くでたらめに描いているように見るるけれど、そうではないのだな。なかなかあんなふうに囚われていないように描くことはできない。ふつう何かしらの知識や技術、教養などを積んでくると何もとらわれないということが出来ないのだな。持ってしまった知識を忘れるという事ほど難しい事はない。子供とか全く美術教育を受けたことがなかったり、未開の人間ならかのうだけれど、普通はできないのだ。普通の人間も一瞬忘我の時があるのだけれどね。それは一瞬でしかない。
あそこらの自由さに憧れるな。