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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ポケットの窓から - 2017.03.09(ポケットの窓から)


はる 5801
 昨日の続きをもう少し。 結局問題は最終的な教育の目的ということになるのだろうか。個人の幸せを最終目標にしているのか、役に立つ人間を育てることを目的にしているのかということだろうか。もう少し考えたい。

 絵の話を書こう。これも村上春樹の「騎士団・・」にインスパイアされて。絵の才能も持って生まれた天分というのが絶対ある。この間誰かがかいてあったけど、すごく下世話だけど分かりやすい例え話。昔の映画スターとか女優とか絶世の美男美女、生まれ持って美しい人というのが居るわけで、それは個性的だとか何だかんだっている範疇ではなくて誰もが認める美しい人というのがいるわけだ。これはある種のgift天から与えられた才でもあるわけだな。

 絵もそんなところがあるのじゃないかな。ほとんど努力しなくても天才的に上手い奴がいるわけで、そんな奴が努力すれば鬼に金棒でわれわれ並の才しかない連中にはどうやっても追いつけない。また何年やってもどう頑張っても生まれ持った才能にはかなわない。一度観たものは見なくてもカメラのようにインプットされるとか、その人の特徴を瞬時に捉えることが出来る能力とか、デッサン力なんかもそうだな。下手くそはどうがんばっても生まれつきの美人にはかなわない。

 しかし、そんな下手くそな絵描きでも生きて行ける方法があるから捨てたもんじゃない。反対に美人がすべてに勝てるかというとまたそうでもないからこの世界はおもしろい。下手くそは出来るだけ早くそういう舞台から降りることだな。はり合えばどうやっても不利になる。勝負にならない。どうするか?

 自分の得意とする分野を出来るだけ早く見つけることだ。何が出来るか、結局は自分を出来るだけ掘り進んで一番底の源泉まで下りることだな。そこから出てきたものは不思議な事に誰にでも共通にあることなんだけれど、どれにも真似のできない真にオリジナルなものである可能性がある。

 

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