FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

絵は何で描いてあるのですか? - 2006.03.06(日記)
はる 1722
 今回のグループ展で多くの方に同じ質問を受けた。自分の個展だと私の描き方が認知されているのか、昔に比べて少なくなって来たのですがね。

 まずは何で描いてあるのですか?という質問が最も多いかな。変わったものでは焼き物ですかという人もいた。まぁ見様によれば焼き〆た焼き物に見えなくも無い。

 絵というのはキャンバスや紙の上に絵の具で描かれたものであるという既成概念がある。まぁそれが最も簡単で一般的であるから当たり前なんだけれどね。

 印象派が画壇に出てきた時画期的だったのは「色と混色せず置かれた色が最も美しい」ということだった。印象派の画家たちは、光をプリズムの七色に分解して、パレットから黒や褐色を追放した。

 点描で置かれた画面は確かに昔の画家の絵と比べて一段と鮮やかに美しくはなった。まぁちょうど時代が開放的な外光派の光あふれる庶民の時代になってきたということも関係するのだけれどね。

 その後「絵は平面の上にある秩序で並べられた色の点と線と面である」という抽象絵画の理論が出てきて、一気に時代はアンフォルメル(形のない絵画)になって行く。あとまぁ対極的にシュールリアリズムの手法が出てきたりしたけれどね。

 まぁ現代はもっと進んで、絵を描くことよりも絵を描くその動機、考え方(コンセプトアート)というのだけれど、そのことの方が大切だということになって来ている。

 絵を描く学校に入学して絵を描かない方法を教えてもらっているのだから、何だか分からない。インスタレーション(会場設置芸術とでもいうのかな)現代美術というのはほとんどそういったものだ。

 まぁそれはそういう方法もあってもいいかなとは思うけれど、絵画する、実際にそこにモノが存在してあるということは、何よりも強い拠り所であるし、私にとって絵画する意味でもあるのでそこのところは譲れないなぁと思う。

 で、何で描かれているのかという話に戻ると、絵とは布や紙の上に、絵の具で描かれたものでなくてもいい。今手に入る身近なものなら何を使って描いてもいい、あえて言うならば「現代絵画」というものがあるならば、現代を生きる我々が今手に入る材料で描く絵画ということではないかな。


FC2 ブログランキング  いいね!と思ったら押してください。
comment(0)

 
secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4104)
未分類 (219)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (169)
作品 (284)
写真 (104)
今日のアトリエ (85)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (63)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (22)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (8)
フリーエリア
フリーエリア

designed by まて