あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2016.08.07(ポケットの窓から)

はる 5588
 ここのところ非正規雇用の話を書いている。なぜこんなことがこんなに引っかかるのかといえば、私は30歳の時に今でいうフリーターになった。その時に決めたのはもう一生就職はしないということだ。なぜ就職しないのかはここでは書かない。けれど非正規雇用というのはそう悪い事ばかりではないと思っている。考え方次第だ。そのことを書く。

 そういまから30年も前の話になるか、この派遣法なるものがこんな形になるとは一部の人以外誰も思っていなかったと思う。けっこう革新的な新しい考え方の歓迎すべきシステムとして迎えられたように思う。

 パソナに代表されるような人材派遣会社みたいな新しいかたちの仕事も生んだ。しかしなぁこんなものは江戸時代から桂庵とか言われてありましたね。そこまで時代が下がらなくても都会じゃよく手配師に声をかけられたものだ。「兄ちゃん仕事あるか?」ってね。これも人材派遣の一種でしょ。まぁここは余談だけど。。

 私はこういった非正規労働を一概に悪い事だとは思えないのだな。確かに言えることは何処かで書いてあったけれど、正規雇用すれば生涯賃金は2億を超えるらしい、それにくらべて非正規だとよくて9千万で済むらしい。明らかに企業側にとって同じ能力であるなら非正規雇用を雇うでしょう。色々な面倒な手続きもいらないしね。

 非正規のメリットは労働力は売るけれど、自分の心の自由は売らないということだと思うんだな。だめなのは正規に雇用されたいのにいまは採用がないから不本意ながら非正規に働いているということなんだな。企業側も上手くすれば正規に採用しますよみたいな美味しい餌で人材を釣るようなまねは止めるべきだ。それは違うでしょうとはっきり言うべきだ。
 
 非正規労働者というのはこと仕事に関してはプロなんだな。それなりのノウハウを持っているべきだ。そのプロとしての技術を売っている。しかし、自由は売らない。あくまでも企業側の人間ではなく一個の独立した人間として扱ってくれ。報酬に関しては文句は言わないが、そのかわり会社の規則を押し付けないでくれ、命まで捧げませんよ。絶対服従はしませんよ。いい条件があればそちらに行く可能性もありますよ。あしからず。ということなんだな。

 問題はそれだけの覚悟というのか、自尊独立の教育をしないで、長いものに巻かれろ的な教育をしておいていらなくなったら派遣社員格下げするというような上から目線の論理なんだ。もしそういう労働形態をとるのであるならば、個人の教育をもっと自己啓発的なものにしなければならないと思う。今のような画いつ的な教育をしておいていきなり能力主義的に放りだされては路頭に迷うだろう。

 どう転んでも一生だ。飼い殺しで生きるより好きなように生きた方がいいに決まっている。非正規雇用はそんな生き方の象徴だとおもうな。

 


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