FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

はい、 - 2016.08.04(ポケットの窓から)
はる 5585
黎明期①
 一日が終わる。毎日同じように過ぎて行くのだが、確実に時は過ぎて行っているんだな。残り時間は確実に減っている。焦ることはないけれど、毎日を大切に生きたいと切に思う。今という時間は永久に再びやってはこない。

 若い人が私のFBをみてコメントを書いてくれた。たぶん二十歳ぐらいだろうな。それでどんな人なのか彼のFBを覗きにゆく。画家になりたいと書かれてあった。そうだな私も二十歳の誕生日に神戸大丸の近くの画材店で油絵のセットを買ったのを思い出した。あのウキウキとしたさてこれから絵を描くんだ、絵描きになるんだと淡い希望が見えた来た時の事を、つい最近の事のように思い出す。

 高校を卒業してから一応大学に入学した。入った学部に興味があったわけではない。そこしか受からなかったから仕方なく入学しただけだ。大体17や8で人生など決められない。何にもわからない。誰も教えてくれない。とりあえずのモラトリアムだな。そんな学生だったから、授業にどんどん興味を失ってほとんど学校には行かなくなった。

 そのころ興味があったのはJAZZ喫茶の経営だな。当時は何処の街に行ってもJAZZ喫茶があって、日がな一日コーヒー一杯で時間が潰せた。JAZZ喫茶のオーナーはっ経営者でありながらお金など関係ないみたいなふりをしていた。あれがかっこよかった。昼間は堂島の証券代行屋さんでバイトして夜はJAZZ喫茶でアルバイトしていた。やりたかったのはJAZZ喫茶だ。大きな喫茶店だったのでアルバイト10人ぐらい不定期に働いていた。何年かするとほとんど店を任されて店長代理みたいなことしていた。バイトのローテーション組んだり、新しいレコードを選んだりそんなことが楽しかった。

 そのうちにふと疑問が湧いてきた。今はこんなことが楽しいけど、これが一生続くんだとするとどうだろう?三か月もするとバイトのノウハウなど手に入れてしまう。後は気に入ったJAZZを聴いているだけ。まぁ楽しいけどそれだけだ。特にやりたいこともなかったけど、このままじゃだめだなと思った。自分にしかできないことをどうしても見つけなくては、興味がもてて長く続けられることを探さなくては、そう思った。

 まぁそこで絵を描こうと思った訳だけど、まぁある意味浅はかだよな。深い考えなどなにもない。ただの思いつきだよな。大体絵描きを志す人間は高校時代に美術部に入って美大目指して予備校行ってというのが普通でしょう。おふくろが多少絵を描いていたという事もあったのだけど、ほとんど言い訳にすぎないな。基本その場の思いつきだったんだろう。そこから45年も続くとはだれもおもわんかっただろう。私も思ってない。

 だから若い人が「絵描きになりたい」と書いてあるのをみて、やってみればと思う。絵で食べるなんて無理だよと言いたくない。動機何てなんでもいい。浅はかでけっこうだ。若い人はみんな浅はかだ。浅はかは若い人の特権だ。思慮分別など後からついてくる。浅はかでなきゃ絵描きなど志せない。

 そんなことを思った。これをFBにはあげられないな。


FC2 ブログランキング  いいね!と思ったら押してください。
comment(0)

 
secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4100)
未分類 (219)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (169)
作品 (284)
写真 (104)
今日のアトリエ (85)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (63)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (22)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (7)
フリーエリア
フリーエリア

designed by まて