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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2016.06.24(ポケットの窓から)
はる 5544
 今回もブログから文章を抜き出して会場に展示した。これは毎回けっこう反響があって写してゆく人も結構いる。絵を描いたり物を作ったり表現することを考えている人には共感することがあるようだ。あまり難しい言葉は知らないし、もちろん使えない。これも自分の身の回りの身体感覚で語られる言葉だからアマチュアの人にも分かりやすいのじゃないだろうか。絵を観に来て文章に感動して写してゆくというのも本末転倒なんじゃないかとも思うのだけれどね。

 文章をひねり出す作業と絵のアイディアを考えるという行為はよく似ている。こうやって何も考えないで書き始めるわけだ。それがだんだん形になって自分が何を考えているのか輪郭が次第にはっきりして行く。あぁ私は今こんなことを考えていたのかと気が付くことも多いのだ。それって何もない所から絵を描いてゆく行為とそっくりだ。

 観に来られらなかった人にためにその文章だけ載せておきましょう。
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はる 5525
 風のおとづれ
「風は姿かたちが見えません。梢が揺れる様子やひゅーひゅー鳴る音を聞いて、人はその存在を知ります。
 絵や音楽や言の葉はこの風に似ています。見えない心のかたちをそのざわめきで見せてくれます。絵を描くとはそのための道具だと思います。何処まで深く掘ることが出来るか、絵を描く事で探ってみたいと思います」

はる 5523
 鑑賞とは作家の力を借りて鑑賞者の心の中をみるというのが本来の姿だろう。そうでなければありがたく作家の意見を拝聴するだけで終わってしまう。それだけだと自分の心の中を豊かに耕したことにはならない。

はる 5522
 料理は素材で八割が決まるそうだ。絵の場合はどうだろう。今身近にあって手っ取り早く手に入れることができて、使いまわすことが出来るものをどう使ったか?素材を選ぶところから絵作りが始まっているわけで、画材という固定概念から自由になることが私の方法ということが出来る。

はる 5512
 下手くそは徹底して努力して下手くそを覚られないところまで努力するしかない。デッサンを意識しない無意識の領域までデッサンしなくてはならない。デッサン力のないデフォルメはただのイビツにすぎない。下手はデッサンを忘れるためにデッサンするのだな。

はる 5511
 よく聞かれるのは絵だけで食べているのですか?ということだ。絵を描くのはけっして目的ではない。絵を描くために私はこの人生を生きているとは思っていない。そんな人生はつまらない。あくまでも絵を描くのは手段だろうな。

はる 5459
 反対に物を描写しない絵というのはどうやってかくのか。簡単に言ってしまえば描くのではなく見つけるんだな。ほとんど他力本願だけれど、絵が出てくるのを待つ、見つけるということ。だから自分の形や色を見つけるわけで、すなわち自分自身を見つけるという事になるわけだ。

はる 5457
 「人と比べないこと」簡単な事なんだけれど、意外に勇気がいる。「自分の人生だから、好きなように生きていいんだ」とは思うのだけど、何かしら大きなプレシャーがかかるんだな。好きな事で生きるにはそれしかない。

5444
 私はミクストメディアをやりたいと思って始めたわけではない。自分が作りたい物をつくったらそれが今でいうミクストメディアというものだったというのが正確な言い方のように思う。

はる 5416
絵を見るというのは、作者の提示した世界だけを観たのじゃ片手落ちだな。最も大事なのは、それを仲立ちにして自分の心の中を見るきっかけにすることだ。そうでなければ芸術など意味がない。

はる 5404
 大事なのはあなた自身であることだ。一生かけて貴方自身を見つけることだ。それがすなわちあなたの絵であり、あなたの表現であり、あなたの生き方なんだろう。

はる 5374
 人間のたしなみとか教養としての美術というのじゃ弱いんだよな、結局あってもなくてもいいものとして淘汰されてしまう。表現する立場からいってもっと切実に人の感情に訴える物であってほしいと思うわけだ。音楽みたいにね。ダイレクトに心をゆさぶりたい。

はる 5401
 ものを描くという行為はあくまでも抽象的な行為で、写真のように何の解釈もなくそっくりそのまま描いても絵らしくはみえるけれど本当の意味での表現にはなっていない。表現とは「私はこう見えました、こう解釈しました」という自己報告だと思う。


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画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

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