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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2016.02.28(ポケットの窓から)
はる 5447
 何かと問題発言の百田さんの「永遠の0」を読んだ。これに関して色々な話が聞こえてくるけれど、まぁ私はある意味反戦小説のように思った。一見カッコいい神風アタックがいかに馬鹿げた軍のエリートたちの作戦によって遂行さたのか、戦争というのは一度始まってしまうと、個人的な正義とか良し悪しなど全く関係なく津波のように押し寄せて止めることなどできないということ。そんなことが淡々と時間を追って描かれているように思った。反対に何故これだけ反戦的な思想を持った作者が、例の発言をするのかよく理解できないな。ひょっとするこれはゴーストなのかな。

 この軍のエリート将校というものを今の官僚とか大企業の管理職あたりに当てはめると全くいまの日本の状態とすごくかぶるな。彼らは今の官僚たちと同じように凄い倍率の競争を勝ち取ってその地位を得た。現場をよく知ってたたき上げで這い上がってきた訳ではない。彼らの競争相手は同じ選ばれたエリートの中だけなんだな。他は関係がない。見ているのは同僚か自分より上の人間しかみていない。自分より下の人間は歯牙にもかけない。考慮する必要のない人間なんだな。

 こういうエリートたちが一番気にしていることはミスを犯すこと。何事も起きないこと、自己保身それが全てに優先する。それが取りも直さず出世にかかわる一番の関心事なんだな。それと彼らは絶対に責任を取らない。一見矛盾してみえるけれど、彼の集団は始末が悪い。ミスを犯した人間を今度は集団でかばうのだ。そうやって日本は戦争責任を深く追求してこなかった。そのつけが今また出てきたのだと思う。

 日本は今大きく傾き始めている。絶対に安全であるわけない原発が何の反省もなく、誰も責任をとることなく次々と稼働始めている。世界最高水準の安全基準だなどとほざいている。それって昔も言ってなかった。安全なんて誰も言えない。

 ソニーや東芝、シャープ日本の代表する企業が傾き始めている。管理職が従業員の職を保障するというのじゃ分かるけれど、結局自分たちの保身のために外国に売ってしまった。そうやって自分たちの一時しのぎの保身のために会社の創業者たちが血のにじむような思いをして得てきた宝物を手渡してしまった。この人たちには誇りという物がないのだろうか。経済のことはよくわからないのだけれど、人の生き方としてプライドを捨ててただお金を貰う、会社を存続するという方法は最低だと思う。少なくとも責任とって管理職を辞任するくらいの気概をもて。





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