あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

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ポケットの窓から - 2016.01.11(ポケットの窓から)
はる 5399
 絵描きであるということは簡単だ。明日から私は画家であると宣言すればすむことだ。けれども絵を描いて生きて行く、それを生業にしてゆくということはとんでもなく難しい。気に入った絵を描いて自宅のアトリエに並べて悦に入っていていても絵を描いている人には違いはないが、だれも絵描きとは認めてくれないだろう。

 最初はたった一人の自分のシンパを持つことから始まる。「あなたの絵が欲しい、自分の物として身近に持っていたい」と言ってくれる人が必ず現れる。それはたぶん私の場合とても細かくてきれいだったとか、テクニックが素晴らしいとか、写真のようだというものではないだろう。私以外の他人が私の絵に何を感じたのか、何に感動したのか、もっと言えば何を求めているのかということを、しっかり確認しておかなくてはならない。そこのところがプロとアマの違いだと思う。もろんそれが私の絵の方向と一致することが望ましいのだけれどね。

 そしてその次は一緒になってやって行こうという相棒を見つけることだ。自分一人でやって行くなくもない。個人商店で看板あげて営業回りもやっている人がいるけれど、作家と画商はなかなか両立は難しいね。違う才能を使う。私なら作家をやめて、画商をやるなら徹底して作家を育ててみたい。自分の見立てがどこまで通用するか賭けてみたい。だから絵を生業にするなら、そんな画商を探すことだ。ただ今の美術の世界はどうにも胡散臭い評論家や画商が右往左往しているのでどこまで本物かを見極めるのは難しいなぁ。。

 20年ぐらい前かな、東京のデパートの企画専門の画商さんから話があって、何だか分からないうちにすぐに車で絵を取りに来た。自分も初めての事だったので、利率も三割ぐらいでそんなもんかなと思って10枚くらい預けたのかな。売れただけのものを毎回振り込んできたから決して詐欺ではないのだけれど、こういった生産者のような仕事をすることが望んでいたことなのか、どうも違うような気がして、すべてが終わった段階で関係をチャラにした。

 その後またデパートの企画屋さんから話が合った。前回の件で懲りていたので速やかにお断りした。どのみち私の絵はデパート向きではないと思っていたので、街の画廊で地道にドサマワリすればいいやと考えていた。

 しばらくしてまた同じ人からコンタクトがあって、大阪から直接話をしに来てくれたHさんはとても面白い人だった。生活全体をコーディネイトするというのかな、絵画だけではなく、工芸品とか家具とかインテリア、雑貨みたいなものをまとめて、自分がいいと思った作家を集めてデパートという空間でプレゼンするというそんな企画者だった。町の小さな画廊も面白いけれど、デパートいう多くの人が集まる空間で一緒にやりませんか、売れる売れないは問いません。と言われればやってみようかなと、ダメもとで飛びついた。まぁそれがいままで続いているから、満更間違えてはいなかったのだろう。

 町の画商(画廊)さんとの邂逅も大切だ。誰かの紹介では上手くいったためしがない。ゆっくり確かに育てて行くことだ。けっして一朝一夕でできるものではない。


comment(2)

 
 
たった一人でも本気にさせることが出来れば確率的に言って可能性は無限大ということです。そう信じることですね。

 
どんな人と出会うか、それがとても大切なことだとつくづく思います。

secret


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