あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

- 2015.10.27(未分類)


仮題 「最後の舟」 部分


はる 5223
 今日は授業だった。もう30年以上同じ学校に出向いているので、私より長い人は誰もいない。むろん校長先生さえ私より年下だ。学校に出かけても誰に会う事もなく、自分の準備室に入り昼寝して午後の授業をする。終わればだれにあいさつすることなくそのまま帰る。報告は一か月まとめてハンコを突いて提出する。こんな気楽な仕事は他にないだろう。

 生徒は年々従順になって行くように思える。まぁ私の存在がそれだけ重くなっているのかもしれないが、何も言わなくても素直にまったく素直に仕事にかかる。時間いっぱい一生懸命仕事しているように思える。授業中、私はほとんど何もすることがない。そんなどうしようもないいい加減な先生だ。

 彼らを見ていると日本はひょっとすると滅亡するかもしれないと思う。何の疑いもなく、言われたことを淡々とこなしてゆく。多くの若い人はそうやって日常をくらしているのだな。こういった真面目な一般の生徒たちが次の日本を作って行く。何の疑いもなく。

 どうして原発は止められないのだろう。いや今すぐには無理かもしれない、でも将来的な方針としてそういった方向で日本は行くのだとどうして言わないのだろう。これだけ多くの人が「傷ついて今なお何の解決もしていないというのに。この国はどうしてししまったのだろう。

 どうしてあったことをなかったことにしなきゃならないのだ。あったことをあったと認めればいいじゃない。それで自尊心が傷つくのならそんな自尊心は偽物だ。どうもなにもかも嘘でかためてでたらめな「うつくしい日本」というのを築きたいようだ。ほんとうに情けないなぁ。

 最後の舟がもうそろそろ出航するよ。乗り遅れないようにね。


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