FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ポケットの窓から - 2015.09.27(ポケットの窓から)


moblog_f149e325.jpg

はる 5193
 決定稿
「どこにでもある」          榎並和春
最近の私の絵は絵を描くということから随分離れてしまった。ちょっと不思議な話ですね。特に写真のようにリアルな絵がお望みの方も少し私の話を聞いてください。

例えばものを描くという縛りから離れた絵画はただの造形物、オブジェと呼ぶのでしょうか。その時に「いい、わるい」と決めるのは何でしょう。よく言われるのは「好き嫌い」だろう?趣味の問題だろう?それも可ですね。でもそれだけなのでしょうか?

個性的であるというのが現代の芸術作品の最大限の褒め言葉ですが、他と違うということが「いい」ことだとすると、パソコンを含めてこれだけコピー文化が隆盛を極めている時代に、観たことがない、誰の影響も受けていないということはなかなか難しいでしょうね。誤解を恐れずに言うならば、もともと文化とはコピーされてゆくものだという気がします。

アフリカやオーストラリアの原住民の絵や仮面や生活道具や意匠に惹かれるのは、それが個性的だからでしょうか。たぶん彼らには個性的であろうという認識はないでしょうね。反対に木や水や風と一体になって、自分が消えた時に「いい」となるのではないでしょうか。それは「どこにでもある、だれにでもある」人類の共通の記憶に触れたからだと思います。

 私は「どこにでも、だれにでもある」ものを描きたいと思います。それが「いい」ものだと考えるからです。 さて、御来廊こころよりお待ちしております。



FC2 ブログランキング  いいね!と思ったら押してください。
comment(0)

 
secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4102)
未分類 (219)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (169)
作品 (284)
写真 (104)
今日のアトリエ (85)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (63)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (22)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (8)
フリーエリア
フリーエリア

designed by まて