あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

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ポケットの窓から - 2015.07.30(ポケットの窓から)
はる 5136
 フランスボルドーの石器時代2万5千年前のクロマニヨン人が作った女性のオブジェ。角笛かこれは杯として使っているのだろうか、とにかく物を道具として加工して使っている。造形としても充分面白いけれど、当時の人類の祖先は何のためにこんなものを岩場に彫って残したのかということを想像すると、もっと面白い。

 ラスコーやアルタミラの洞窟の動物の壁画は有名で良く知られていいるのだが、それよりも五千年も前にこういった具象的な女体像がつくられていることに驚く。まず考えられるのは女性であるというのは豊穣とか子孫繁栄といった女性の産む性というのをたたえたものだろう。古今東西そういった意味で男性像が作られたケースを知らない。

 生物の本能はまずは個体の維持、その次に子孫を残すことそれを遺伝子の中に深く組み込まれているわけだ。だから狩りが上手くいきますようにと動物の壁画を残す、その次に子孫繁栄で女体の登場となる。

 このオブジェの面白いところは角杯を持っているところだ。食べたり飲んだりの道具として動物の骨や石器を使ったのであろうが、我々が考えるようなただの道具ではなかったのではなかろうか。そんな日常的な風景を残しておきたいなどというのは現代のわれわれの発想で、もっと切羽詰まった非日常的な意味があるのではないかな。

 人が動物から人間になった時に一番恐れたのは、人智を超えた大いなるものの存在だろうな。存在することの不思議、不安、おののき、そして畏怖したんだろう。そういったものへの祈りのかたちとして、大いなるものへの捧げものとして角杯があったのではないだろうか。女性は神との交信者としての巫女のような意味あいもあったのではないかな。 眠い


comment(2)

 
 
 今日の新聞に出てました。上野の西洋美術館で9/23まで「ボルドー展」だよ。

 
これ、旧跡時代の「角杯をもつヴィーナス」ですね。日本に来るんですか? ぜひ見たいです。

secret


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