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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ポケットの窓から - 2015.07.19(ポケットの窓から)
はる 5125
 今回の芥川賞「火花」を借りて読んだ。最初は何だかいい加減な話で、ちゃらんぽらんなお笑い芸人の一過性の作品だろうと高をくくって読み始めた。読み始めてぐんぐん惹きこまれた。これは私が関西出身だということと大いに関係がありそうだ。

 関西のお笑いというのは、他の地域のお笑いとはちょっと違う。例えば私たちの高校時代でもとにかく一日一回クラスの中で笑いを取った、受けたというのが何よりも大事な価値を持っていた。頭がいいとかスポーツが出来るという以上に「おもろい」というのがかなりのウエートを持っていた。

 その笑いの質なんだけれど、関西の芸と関東の芸、例えばタケシなんかとはかなり違うんだな。彼のお笑は自分はいい大人がわざとふざけて、それを自ら笑っているというようなところがある。何というのか自分を客観視して笑うというのかな。わざとらしさの芸というのか。お笑いの作為的な部分を笑うというようなところがある。所詮お笑いは仕事だみたいな、日常生活とかけ離れた世界なんだよといった感じかな。

 関西のお笑いというのはもっと深いというのかな、この花火にもあったけれど「漫才は本物のアホと自分は真っ当であると信じているアホによって実現できる世界」であるという。アホぶったアホは嫌われるんだな。作為的なのは見抜かれる。とことんアホにならなきゃならない。頭がいいところを見せたら負けなんだな。そんなアホを死ぬまで演じ切ること、それを関西の芸人はカッコいいと思っているんだな。

 お笑いは仕事では、生き方なんだな。アホをアホとして生き切る。そんなことを言ってる本だとおもった。百田さんのように「もうアホ臭くなったから止める」という物ではないということだろう。

 同じ芸というので共感するとことがあった。


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