あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2015.07.16(ポケットの窓から)
はる 5122
 人は遺伝子の舟だというのをどこかで読んだ。本能的には個体の維持の次に自分の遺伝子を出来うる限り沢山、広く、そして長くこの世に残しておきたいと思う。これ自身は生命が生きながらえるためのキーであり、これが無くなってしまえば種として滅亡するしかない。

 多くの民族は好むと好まざるにかかわらず、たいてい最初は好戦的で他の民族を滅ぼそうとする。征服して他の民族の血を無き者にしてその上に自分たちの血のつながった民族を据えようとする。これもある意味「わがままな遺伝子」のなせる業で、いずれにしろ多くの民族、国は力をもてば必ず帝国化する。ローマ帝国にしろモンゴル帝国にしろ大英帝国もスペインもすべて他国を侵略植民地化することを国是とするようだ。

 しかし、この膨張する国というのも永遠に続くことはないのは歴史が物語っている。いずれは中から崩れるか、より大きな力を持った帝国に滅ぼされてしまう。国の成長というのは個人の成長過程とよく似ている。生まれて成長して血気盛んな青年期をへてやがては大人になって年老いて行く。これは万物の理なんだろう。

 さて、日本は今一時の勢いあるエコノミックアニマルと言われたイケイケどんどんの成長過程の国から老いた老人国になろうとしている。いや確実にそれは目に見えている。10年後20年後とお衰えて行くことはもう心しておかなくてはならない。

 そんな国が今から成長していこうという大きな国と対等に戦えるわけがない。同じように軍備を整えてどうする。はりあってどうする。老子の「小国寡民」に、国は小さくて人は少ないのがいい。武器はあっても使わないようにして、約束事を守って、まずい物でも上手く料理して、小ざっぱりしたものを着て、小さくても棲みやすい住宅に住んで、日々楽しく生活できればそれが理想だというのがある。ちょっとわたくし流に意訳。

 我々には、他国とは戦わないという理想があって、そうやって70年間平和を維持してきたという自負がある。それはやっぱり大きな財産なんだよな。だからそれを捨ててまで他と張り合って生きて行こうとは思わない。いやいや生きても仕方ない。楽しくないならさっさと滅んだ方がましだね。国が敗れても日本が守ったという「理想」があればやがてはそれを良しとする人も出てくるだろう。

 何だか分からんような文章になってきた。今日はここまでにしときます。


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