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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

「胡蝶の夢」の逸話を思い出す。 - 2006.01.10(日記)
はる 1667
 よく行く画材店の話。

 最近二人の息子さんが相次いで結婚した。この画材店との付き合いはもうかれこれ30年ぐらいになる。初めてここを訪ねた頃は今のお店ではなく、貸し店舗の小さなお店で、子供たちはまだ生まれて間もなかった。赤ん坊がいる場所もないので、下の息子は押入れの中でスヤスヤと眠っていた。

 大きくなって自分の頭のてっぺんがへこんでいるのは、押入れに寝ていたからだとずっと思っていたと話してくれた。まぁそれで大笑いしたのだけれどね。

 今でも昔ながらの商売をしていて、唯一つけのきく店としても,我々貧乏絵描きの聖域でもあるわけだ。行けば必ず一時間は話して帰らないと、何となく悪いことをした気がするから、不思議なところだな。

 夫婦して還暦が過ぎて,最近子供が跡取として仕事の見習をはじめた。我々としてもあの押入れで寝ていた坊主たちが跡をとって引き継いでもらうのが、一番都合がいいわけで全面的に賛成なんだな。

 ところがまぁここらあたりから、少し問題がややこしくなる。商売とは顧客管理と在庫管理がある意味きもになるわけで、昔ながらのカンピュータで商売をやっていたのでは、いずれどこかで破綻が見えてくる。どこらあたりで切り替えるかだな・・。

 まぁ、それはそうと、30年なんて夢の如し、あっという間の出来事だという話。

 いつもこんなところから「胡蝶の夢」の逸話を思い出す。今が本当の自分なのか、子供の自分が大人になった夢を見ているのではないか。段々にそれもあいまいになって行くのだろうな。まぁそれもいいだろう。

 子供の頃今から考えると楽しいことばっかりではなかった。色んなことがあって,その場その場で完結しているんだな。苦労したから今から楽しまなきゃというのはちょっと違う。今現在が全てを含んでいる。

 そんなところで、また明日。


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