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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

方舟 - 2015.05.29(画集「こたえてください」1)


方舟
1992
F130
油彩
はる 5075
 ここらあたりの絵はかなり計画的に進められていて、どの部分にはどういった地塗りをして、仕上がりはどう見せるといったように描かれている。だから下絵がしっかりあって、自画像のデッサンもかなりとったように思う。実物を見ながら少しイラスト的にデフォルメすることが面白かった。女性の顔よりも自画像に方が自分の想いを表現しやすい。

 作画の方法は「若い音楽家」や「平均律」と違わない。しかし、テーマが少し変わってきた。まだまだありきたりだけれど、自分なりに社会的なテーマに取り組み出している。純粋な絵画表現で何かメッセージを込めようとした場合、ややもすれば一昔前の政治的なプロパガンダのような表現になることがある。それを突き詰めると今のコマーシャル写真のようになって絵画表現とはどんどん違って来てしまう。そこのところが難しい。

 言葉で表現した方がいいような絵画などあまり意味がないわけだし。絵の説明になっても面白くない。漫画やイラストのようにもしたくない。そうやって突き詰めて行くとなぜ絵を描いているのか、絵でなければならないかという疑問がどんどん湧いてくる。袋小路に入ってしまう。

 ある意味もっと普遍的な根源的なテーマを見つけたい。自分の存在を問うようなテーマを見つけたいというのが次のステップになる。


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