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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

平均律 - 2015.05.28(画集「こたえてください」1)


平均律
F130
1990油彩

はる 5074
 音楽について詳しいわけではない。詳しくはないけれどバッハは好きだな。よくわからないのだけれど宇宙空間にでた時に流れている音楽はバッハの曲ではないかと思う。それほど何の作為もない自然な音楽のように聞こえる。天才モーツアルトでさえ作為的なものを感じるからね。

 平均律という言葉もバッハだから許される気がする。一オクターブを半音ずつ12段階に分けてそれぞれ長短24曲を均等に作曲するなどという芸当はバッハにしかできないだろう。音楽の源泉という海があってそこから必要なものを取り出したような普遍的な音のつながりで美しい曲でありながら練習曲にもなっている。

 タイトルはとても大事な要素になる。たぶん絵を描きだした当初はまだタイトルは決まっていなかったように思う。絵が仕上がってどういうタイトルがこの絵にぴたりと合うのか考えた。「ピアノソナタ」でもよかった、ベートーベンの最後のピアノソナタも好きだったからね。平均律という言葉の響きが何というのか、すべてを均等に踏まえて平等に過不足なく備えている音楽という響きがある。そのことが当時の自分の絵に対する気持ちと一致した。

 単に壁の飾りを描いているのではなく、自分だけの楽しみに描いているのでもなく、ある意味人類の、、とか命の、、といったもっと大きな普遍的な意味が隠されているように感じたからだ。

 この作品は地元の展覧会で大きな賞を貰った記念すべき作品になった。

 


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