FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

胡蝶の夢 - 2014.12.20(「こたえてください」2)


「胡蝶の夢」
F100
2003
ミクストメディア


はる 4916
 冬になってバリバリに凍った霜柱をザクザクと踏みしめながら、白い息をはいて川沿いを早足で歩くのは嫌いではない。何だか生きているんだなと感じられるからだ。

 そんな時でも完全には晴れなくて、どこか心の片隅にいつも暗いもやがかかっている。どうしても払拭されないものがある。これが一時の夢であったらなぁと・・。

 「国破れて山河あり・・」そんな時にいつも聞こえる、昔の人の雄大な歌だ。どんなことがあっても、たとえ天下国家が転覆しても、故郷の山や川は変わらずに私を慰めてくれるという歌だ解釈している。我々はそれさえも期待できない、そんな大きな過ちを犯してしまった。

 なぜそのことが分からないのだろう。どうして汚してしまったものをあえて全国にばらまくのだろう。飛び散ってしまったものはどうしようもないのに、それを隠してなかったことのように、影響がないかのように宣伝するのだろう。国は国民を捨てた。国土を捨てた。

 今のお金が欲しいがために、権力にすり寄って助成金やら補助金などというその場しのぎのお金にむらがるのだろう。実質的な力強い物づくりで経済をけん引するのでなく、マネーゲームのようなまやかしの経済によって一時の好景気を演出しているだけだというのがどうしてわからないのだろう。音を立てて船が沈み始めているのに、だれも本質的な解決策を講じない。

 田舎に住む、年取った世捨て人でさえこんな風に思うのに、頭のいい選ばれた人たちはそうは感じないのだろうか。


comment(0)

 
secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4075)
未分類 (209)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (166)
作品 (239)
写真 (74)
今日のアトリエ (84)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (58)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (21)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (7)
フリーエリア

designed by まて