
ひぐらし部分 2014
はる 4821
覚書2 「あるがままに」
還暦とは子供に返ることらしいが、いつの間にかとうに過ぎてしまった。平均寿命が延びたとはいえ60歳は老人の部類に入るのだろうな。自分の中では40代の後半ぐらいの意識しかないので、巷で言われているように八掛けぐらいの感覚だろうか。
絵の方も次第に落書きのような、子供の絵に近いものに惹かれるようになった。あまりきっちり描きこんだものには食傷気味だ。これも年取ったせいなのかもしれない。
憧れるのは日常生活も含めて、何にもとらわれない自然体でいられれることなんだけれど、凡人である私には(あるがまま)というのはなかなか難しいように思う。
「あそぶ」というのは自己を離れた忘我の境地を言うらしい。もしそうであるなら子供に戻って遊び呆けてみたい。そんなところから自己の核になる源泉に触れることができたらもうけものだ。
さて、今回も色と形で遊んでみました。愉しんでもらえると幸いです。