
子守唄 部分 F3 2014
はる 4819
今回の西宮の個展で一回りする。まぁ順次新作を入れているので、どこが起点になっている分からない。サブテーマを決めてすべて描き下ろしなら意味あるのだけれど、年に数か所で個展を開催して順次補充しているので、私の場合あまり意味はない。むろん同じ場所で同じ作品を展示することはないので、一か所で観ればすべて新作ということになる。
それでも一応の区切りとして今回のテーマである「いったりきたり」は今回でお終いになり、新しいテーマになる。毎年夏にその年のメインになる作品を描いてゆき、そこから今回のテーマを決めてゆく。さて今年何にしようかなと毎年悩むところだ。
何でもいいと言えば語弊があるのだけれど、例えば個展を紹介するときにただ■■個展というだけでは知らない人には何の印象も残らない。これはまぁ長年個展をやってきた経験から言えることなんだけれど、一言で個展の内容を紹介できる言葉なりキャッチコピーのようなものがあると、すごく印象に残りやすいということだな。作品さえよければいいというのは確かな事なんだけれど、それを見てもらわなきゃ話しにならないわけで、それにはマスコミでも口コミでもDMでも印象に残ること、目に留まることが最低限必要なことのように思うな。
それともう一つはそういったことを考えたということが大事なんだな。表現というのはそんなことも含めて表現であって、ただ上手に絵を描きました観てくださいでは素人の展覧会でしかないということだ。