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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

「こんなんでいいんだ」という感覚は当時の私には大発見だった。 - 2005.12.09(日記)
はる 1636
 何を描くか、という問題は簡単のようでいてなかなか難しい問題だ。このことを真剣に考えている絵描きはあまりいないのではないかと思ったりする。

 以前、地元の美術館で版画の世界的企画展があった。色んな国の現代版画が一同に展示されていた。で、日本人の版画はとてもよく出来ている。破綻がない。テクニックも世界的にみても最高レベルだった。けれどはっきり言って「上手い」「よく出来ました」という次元でしかない。自分の感性の鈍さを棚に上げて話を進めます。

 一方スペインの作家の版画はとても荒削りで技術的にはたいしたことないように思えた。けれど訴えてくるもの、これが言いたい、といったものががんがんと伝わってくる。

 間違えてもらっては困るのだけれど、技術は必要ないといってるのではない。表現行為には当然技術が付きまとってくる。それがなければ芸事は成り立たないのだけれど・・。

 もう30年も前になるのか、有本利夫が「花降る日」で安井賞の特別賞を取ってさっそうと世の中に出てきたのは。

 色んな作家の影響を受けてきたけれど、ある意味で決定的な影響を受けたのは彼かもしれない。「あぁこんなのでいいんだ」といった安心感は、はっきり言って彼の術中にはまってしまっているのだけれど、その当時はわからなかった。

 この「こんなんでいいんだ」という感覚は当時の私には大発見だった。またまた「こんなん」が難しいのだけれど。

 今日はここまで、また明日続きを書こうと思います。



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