あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2014.08.09(ポケットの窓から)

はる 4782
 最初に貼った綺麗な布はもうすっかり絵の具などに覆われてその面影もない。何のためにきれいな色味の布を探して貼りこんだのか意味不明。しかし、ここまで汚してこないと何となく自分でないような気がするんだなぁ。だからといって綺麗な色が嫌いなのではない。

 一つ一つは汚れたドドメ色なんだけれど、全体というのかトータルで観れば色んな色味の調和を感じてもらえると思う。どういうことかと言えば、三原色を適当に混ぜれば色味は消えて暗いグレーになる。このグレーはただのグレーではなくて、すべての色を含んだグレーである。故に白と黒で作ったグレートは全く深さにおいて違う。そういったことじゃないかとかってに慰めている。

 ちなみに絵の具の色味は極力少なく抑えている。なぜかと言えば色気がおおいと混乱してしまうからで、これもなかなか意味が深いなぁ。理論的には三原色と白と黒ですべての色が出来ている。実際はそんなに単純ではないのだけれど、せっかく絵の中に一つの宇宙を創るのであれば、物事の最初に戻って基本通りのこれ以上細かく分けられないオリジン(源泉)から始めたいと思うからだ。

 ここからは少し飛躍する。ビックバンが終了して原始の世界が現れる。何の意味もないただの素粒子が集まって原始的な元素を作る。そんな元素がぶつかったりくっついたりしていくつかの意味ある分子が出来る。けれどもまだ何ごとも起きない。やがてそんな分子が溜まって濃縮されたスープができる。これでもまだ何事も起きない。何万年もそんな状態が続いて、ある時どこかの星が爆発して突然変異的な素粒子が天から降ってきてその濃縮されたスープに降り注ぐ。偶然と偶然が重なってたまたま一つの有機的な細胞が生まれる。やがてそれは爆発的に増殖して生命体が生まれる。命がうまれる。


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