あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今日のアトリエ - 2014.07.16(ポケットの窓から)
はる 4758
 一口に80枚と言っても、みんな違うわけだからなかなかの仕事量だ。基本的には仕上がりを考えて、地になる色を赤:黄:青=5:3:2ぐらいの割合で分けるのだが、今回は少し青を増やした。

 一概に言えないのだけれど、赤は気持ちを活性化させる色とされている。人類が最初に装飾として塗った色は弁柄などの茶褐色ではないのかな。古墳や洞窟の壁画などを見入ると鉄色の赤絵が多い。赤は血の色でもあるし、輝く太陽のいろでもあるし、火の色でもある。生命が生き生きと活動するためにはどうしても必要な色なんだな。

 しかし、これを使うとなるとなかなか難しい色なんだな。赤は薄汚れてしまうと急激に魅力を失う。反対に純な赤を使うとどうしても周りから浮いてしまいがちだ。ビビッドな色彩の中で使って初めて赤が生きる。上手く使わないとお祭りの山車や大漁旗のようになってしまう。まぁそれはそれで面白いのだが。

 それに比べて、青は気持ちが沈静化する。夜の闇とか朝の空気とか雨、遠くかすむ山々、水の流れや雨、風、植物の群生。ガラスの色。ブルーはある意味あこがれの色味かもしれない。学生の頃はグリーンからブルーをよく使った。当時絵の具にセピアなどなかった。ヤニ色は極力排除していたな。

 黄色はニュートラルな色味だと思う。ビビッドな黄色は別にして私がよく使うエロオーカは乾いた土の色だ。望遠鏡で月を眺めると水がなければ星は乾いた砂漠のようだ。生きているものがいなくなれば世の中はすべて乾いた砂の色になる。人は死んで土にかえる。そんな色かな。


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