はる 4657
今日は朝から町内会の花見だ。昨晩遅く冷たい雨が降り出して、今日の花見は出来ないかと危ぶんだが、朝になってきれいに晴れた。町内総出でブルーシートを運んだり、テーブルや座布団を運んで準備をする。じいさんばあさんばかりの町内なので、こういった協力体制はしっかりしている。足腰はよわっているけれどね。
子供たちはカラオケには関心はない。ちょうど午後から冷たい風が吹き出して、そこら一面に花吹雪をまき散らす。雪のように舞い散る花弁に子供たちはおおよろこび。ほうきを持ち出して集めてはもう一度空に放り上げて花吹雪を楽しんでいた。一人の子供は魔法使いの弟子のように、ほうきを逆手に持って桜の枝をたたいて散らすことに余念がない。無心に遊ぶ子供たちを見て、こんな光景に目が行くのは年を取ったということだろう。まぁ悪いことではない。