あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

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イタリアスケッチ番外21 - 2014.03.15(イタリアスケッチ)
番外21
1995 イタリアスケッチ番外21 ナルニの街角

はる 4635
 風景スケッチは場所を見つけるのに苦労する。描く気にさせる場所が見つかればあとは何とかなるように思う。ヨーロッパの石造りの建物はそれだけで絵になる。西欧にあこがれて油彩画を始めた当時に留学生なども、それを見てたぶん歓喜しただろうと想像する。佐伯祐三なども西欧の風景は絵になるけれど、日本の湿度の高い風景は絵にならないなどと嘆いていた。

 スケッチするといってもこれがなかなか難しい。一人で知らない街に入って堂々と画材を広げて絵をかくというのは結構勇気がいる。慣れてしまえば何でもないことだが、胡散臭い異国人がうろうろすると余計に不審に思われるのではないかと、小心者の私などは思った。

 このナルニという古い城下町はイタリアのどこにでもある城壁に囲まれた小さな中世の町で、私たちが住んでいた村から一番近い町ということになる。町と言っても今はお城があって市役所や教会や小さな劇場があったり広場があって人々が暮らしているというだけで、何らかの生産的な仕事場があるわけではない。日本の感覚で言うならばお城があってその周りの城下町を含めてお堀で囲ったような感じだろうか。ただその町全体が数百年経た骨董品のような街で、規制も多くたぶん住むのには色々不便だろうけれど、あえてそこに住むということに意気を感じている人も多い。

 イタリアの人々はみんなそんなところに住んでいるというイメージですが、普通の下町に今風の家に住んでいる人の方が当然多いわけで、こういった骨董品の町に住むには相当覚悟が必要だろうと思われる。日本でいえばなん百年ものの古民家に住んでいるようなもので、かなり手を入れないと普通には住めないと思う。

 絵の道具は普通の小さな携帯用のスケッチセットで、紙は現地調達でいいと思っていた。一年間という短い期間なのでそれで充分だと考えていた。 ローマやフレンツェなどの絵になる都会にいたわけではなく、ほとんど誰も知らない田舎町に住んでいたので、そこに住んでて食べて寝て遊んで、時々旅に出て時々スケッチする。それで充分楽しかった。


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