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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

イタリアのスケッチNO89 - 2014.03.13(イタリアスケッチ)

1995 イタリアスケッチNO89
はる 4633 
 こんなスケッチもたまに見入ると新鮮だな。今ではヌードクロッキーは別にしてほとんど観て描くことはしなくなった。イタリアに滞在するにあたって手間のかかる油彩など描く気は毛頭なかった。ただただ旅をしてできるだけスケッチをするということを自分に課した。せっかく異郷にいるのに閉じこもって絵をかいても仕方ない。この際徹底して旅に出ること、そしてその感動をスケッチなり文章なりにすることを心掛けた。今あらためてこの絵を見て当時のことを思い出す。いい旅をした。

 震災から三年たった。この国は深い傷を負った。実際の話震災だけなら時間とともに風化して行くことは悪いことばかりではない。忘れることで立ち直ってゆくということもあり得るわけだ。にもかかわらずいっこうに気持ちが晴れないのは原発のせいだ。原発のことは決して過去の出来事にはならないし、してはいけないのだ。覆い隠そうと、本当のことを知らせないようにしているのが、ずいぶん露骨に見え隠れする。

 震災直後、世界中から日本の治安の良さや行儀のよさを称賛する声が聞かれた。だれも我先にと人を押しのけて治安を乱す者がいなかったとか、行儀よく並んで待つ姿が震災のダメージが大きければ大きいほど冷静に普段通りに暮らす一般の人々の姿が称賛に値いする行為だと褒めたたえられた。

 しかし、今になって思うことは、だれも本気になって怒らないし、だれも責任を追及しようとしない、なってしまったものは仕方ないじゃないかというあきらめ、よく飼いならされた人々という風に考えられないか。いや、そうなんだ。いっそ暴動でも起きて政府が転覆でもするような大騒ぎになれば、上の方も真剣に考えるのじゃないか。これはまったくコインの裏表だな。

 反対にこれをいいことにどんどん悪い方に、一般の人が決して見えないように、分からないように、いいとこだけ見せて、人々が興奮して我を忘れるような楽しいことだけ見せて、その陰で着々と自分たちだけで通用する法律を成立させて、グローバリズムなどという片言をいかにもそれが当たり前のように適用して戦争に加担できるようにしている。おいおい本気でそんなこと考えているのかい。どこに持って行こうとしているのか。困ったものだ。

 もっと怒っていいんだよな。だれも責任取らないから、また同じようなことやるんだぞ。もう今更遅いのだけど、どう考えても原発は廃止だろう。このままゆけば日本は放射汚染の見本のような、実験室のようで、世界中に避難しなければならないようになるのではなかろうか。

 汚染されたものはすべて東電の敷地内に巨大な深いゴミ箱を作ってそこに持って行く。そこから一歩も外には出さない、それが責任取るってことじゃないか。なぜか今は反対に日本中にばらまいている。おかしなことをする国だ。だれのことを考えているのかわからない。東電を生かすことを第一に考えているとしか考えられない。のうのうと東電がいまだに存在して偉そうにしていることが信じられない。さっさと犯罪者として責任取れよ。いまでも多くの人が自分たちの人生おしゃかにされたんだから、その責任はどうするんだ。


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