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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ポケットの窓から - 2014.01.23(ポケットの窓から)

はる 4584
 年末は忙しくて手がつかなかった台所とアトリエの間の障子を旧正月前ということで張り替えた。障子の張替えなど随分久しくやっていない。

 私たちが小学生だった頃は、まだ年中行事として大掃除とかが家族の行事として組み込まれていて家族総出でやった覚えがある、窓のガラス拭きなども分担が決まっていてサボるとかなり怒られた。

 大掃除も箪笥を庭に出して畳まで上げて山形に組んでパンパンとたたいていた。後、床板に新聞紙を敷いてDDTをまいていた。天気のいい日曜日に方々から畳をたたく音が聞こえてきた。そうやって大掃除していたから随分と平和な風景として記憶に残っている。いまどきそんな本格的な大掃除などやっている家はないな。

 障子の張替えはお袋が一人でやっていた。何枚も家の障子を全部はずして水かけて古い障子をはがして、桟を拭いてのりを付ける。そののりもメリケン粉から自分で作っていたな。でんぷんのりだ。

 お袋の年代は大体なんでもできるものは自分でやっていた。例えば古い毛糸のセーターを解いて、湯気を当てて伸ばしてもう一度染め直す。それでもう一度編みなおすなどという手間隙をかけていた。だから小学校の頃のセーターなどは兄弟のお古を編みなおした物だったりしたな。どことなく見た目にしまりがなくていやだった。未だにそのセーターのデザインはよく覚えている。

 今じゃそんなことするより買ってきたほうがどれだけ簡単か。なんでもそうだ。信じられないぐらいの値段でそこそこのものが手に入る。でもな、そういった生活というのは実に薄っぺらなそこそこの生活だなという気がする。人生は毎日の何気ない日常の繰り返しの中にこそある。そこをいい加減にして本当の幸せはないのだ。

 後残された時間は今まで経てきた時間より絶対に少ない。であるならば日々の生活を丁寧に愉しみながら生きて行けたらなと思う。


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