あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ポケットの窓から - 2014.01.14(ポケットの窓から)

はる 4575
 銀座の松屋で個展をやらないかと声をかけてもらった時は驚いた。当時七階の画廊は何回か行った事があったけれど、そこで開催される展覧会はもうすで名が通っている作家、例えば文化勲章受賞者や芸術院会員クラスの大御所が何かの記念にお披露目的な展覧会をしたり、大きな団体の精鋭的な若手や日本画のこれもまたそうそうたるメンバーが売れそうな作品を並べて展示したりする場所で、またスペースが小さな体育館ぐらいある大きな場所で、それを見ただけでもけっこう怖気づいてしまうくらいの広さでね、若くはないけど無名の作家がおいそれと個展が出来る場所ではなかった。

 間に入ってくれた画商さんが、売り上げのノルマなどまるで考えなくていいという事だったので、銀座のこんなスペースで個展が出来るだけ儲けものだ、一回で終わってもいいという破れかぶれで、私は意気揚々と今まで倉庫に眠っていた売れそうにもない大きな作品を何枚も持って、入り口を家から持ち込んだオブジェで飾ったり、ビデオレコーダーを持ち込んでインタビューをながしたり、展覧会を自分なりに演出して面白く遊んだ。こういう展示をデパートらしくないと反対の人もいたようだけれど、私自身はしてやったりと内心うれしかったね。
 
展覧会の様子
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 ある意味デパートの展覧会らしくないことが、自分なりには成功だったと思ったのだけれど、それはそれ無名の悲しさで、誰もどこも何の評判も聞かなかった。明らかに世間的には無視された状態だったな。その後二年後にももう一度同じようなチャンスが来たけれど、一度目ほどの高揚感はなかった。何度も出来る場所ではないので、その後この大きな画廊は閉じられてしまったけれど私的にはちょうどよかったのじゃないかと思っている。あれが最後のチャンスだったのだろう。

 松屋の個展は今度で4回目になる。今回は同じ七階のギャラリーでも小さな多目的な画廊で、前のように大上段に構えた展覧会ではないので観やすく親しみやすいと思います。お近くにお寄りの際は遊びに来てください。私は連日会場に詰めております。お待ちしております。
■2014年 2月5日(水)~2月11日(火)  
 
期間中作家在廊

第68回・榎並和春個展
個展タイトル「いったりきたり 3」

松屋銀座7階 遊びのギャラリー
104-8130 東京都中央区銀座
3-6-1
03-3567-1211




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