あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

初めての個展 - 2014.01.13(未分類)
 
はる 4574
 一番最初の個展は今から約30年前だ。県民会館という県営の施設だった。当時美術館がなかったので多くの展覧会がその展示場で行われた。規模的には県展などもそこで開催していたから、県下では一番大きな展示場だったのかもしれない。

 そこを借りるには半年ぐらい前に希望者が集まって調整するという今の美術館と同じような方法だった。大体がグループ展かカルチャーの教室展がほとんどで、そんなに広いスペースを個展でかりるという人はいなかった。今考えるとかなり無謀だと思うのだが、当時は大きい作品を年間に5,6点描いていたから、大体三年ごとに個展を開催したいと考えていた。DMも自作の原稿をプリントゴッコで印刷した簡単なものだった。

 その二年後初めて銀座で個展を開催した。きっかけは学生の頃から出品していた公募展に落ちたからだ。当時はそれなりに悲壮な覚悟でもう団体展には出品しないで個展でやってゆくつもりでいた。よく分からないながらも団体展に出品し続けていても絵描きになれるとは思えなかったからだな。地元で個展を開催しても知り合いしか来てくれないわけで、打開策として花の都で個展をするということがいいように思えたからだ。特に確信があったわけではない。何のツテもコネもカネもなかった。

 ほんの少しの予算で出来る画廊を探した。貸し画廊と企画画廊の区別もよく知らなかったので資料もって手当たり次第に画廊に当た。今から考えると赤面モノだけど、知らないというのは怖いもの知らずでいいところもある。老舗の画廊によってトイレを貸してくださいというと、「ここは公衆トイレではありません」と断られたこともあったな。お客になりそうもない男にトイレを貸す義理はないと考えたのかな。

 くたびれて最後にたどり着いたのが並木通りのT画廊だった。今から考えると貸し画廊だからお金さえあればどこだった借りることは出来たんだな。まぁ予算が格別少なかったので苦労した。それが1988年のことです。




comment(0)

 
secret


カテゴリ
アーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (3369)
未分類 (203)
日記 (935)
ベッドの上の王国 (13)
裸婦クロッキー (144)
作品 (130)
写真 (44)
今日のアトリエ (79)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (14)
you tube (96)
原発 (73)
イタリアスケッチ (7)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (1)
フリーエリア

designed by まて