あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

旅芸人 - 2013.09.16(ポケットの窓から)
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旅芸人 F20部分 2013
はる 4454
 不思議に思うかもしれませんが、最初の下地は上の状態です。辛うじてロバの頭と耳の部分が見えるかな、それと芸人のニッカボッカのしたの縞模様の靴下が見えます。何も決めていないでやたらと絵の具を垂らしたり、壁土を塗り込んだりしてかなり分厚くなっています。ここから想像力を働かせます。どこに行くのか絵に聞いてくれ。

 私の場合、この下地をみて大体上手く行くかどうか分ります。ただし、途中に何度も壁にぶち当たりますが、最初の予感を心の支えにして必ずこれでしかありえないという色と形を見つけに行きます。何度か水もくぐりましたので、ボロボロになって剥がしてしまったところもあります。それをまたボンドで修復しながら進んでゆきます。これは絵を描いているというより壁の中から絵を掘り出しているという表現に近いかもしれませんね。

 人物も最初は女性だった。だからスカートをはいていた。足の靴下の部分が面白いので最後まで残したいと思ったので、オッさんになってもニッカボッカにして靴下を見せる事にした。人物は布を貼りこんで一からやり直したので最初の下地とは全く違うものになっています。

 最初のイメージはロバの耳です。これだけが見えていました。ロバは何度も私の絵に登場するなじみの動物です。何故ロバかといえば、馬は戦いの道具として人類の歴史上出てきました。勇猛果敢な騎士の相棒として古今東西色んなシーンに出てきます。しかし、戦いの道具としてロバほど似合わない動物もいません。馬によく似ているにも関わらず、どうにも間抜け面ですね。それにあの兎のような耳が可愛いのです。

 自分の体ほどもある荷物を担がされて荒れた山道をとことこと文句も言わずに歩くのです。頑丈です、働き者です。まことに平和なふうけいではありませんかね。だから私の絵には山羊や羊と同じくらいロバが出てくるのです。


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