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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

虚空遍歴 - 2004.12.22(日記)
はる 1283

 ナイトキャップに「虚空遍歴」という山本周五郎の本を読んでいる。今までのさむらい物ではなく話が浄瑠璃作家の話で、基本的に「芸事」にまつわる話だからだろうか、その背景の文化的な教養がないせいだろうか、最初はなかなかとっつきが悪く進み方も鈍かった。ここにきて俄然面白くなってきた。

 基本的な筋になっているのは、一人の表現者の生き様なんだけれど色々と考えさせられることが多い。

 まぁ例えば、人の一生というのは色々だ。誰一人として同じ物はない。どう生きてもその一生に変わりはないのだな。よく「若い頃の苦労はかってでもしろ」とかなんとか言われる。でもどうあがいても一生に変わりがないのであれば、苦労なんかしないほうがいいのじゃない?なんて自分の中のひねくれ者が問い掛けるわけだ。

 苦労が多ければそれで人生深くなるわけ?深くなると何がいいのかな。薄っぺらでそれで楽しければそれでもいいじゃないの。苦労しても一生、アッパラパーで生きても一生なんだからさ、て・・。

 その人生の質ということになるのかな。結果がすべてだということになれば、苦労のない人生の方がいいかもしれない。けれど「人間の真価は何をなしたかではなく、何をなそうとしたか」だということになれば、その質が問題になるのだろうな。難しいけれど。

 いつも思うことと同じなんだけれど、同じものを見ても聴いても人によって感じ方は色々だ。人は自分が見てきたものしか感じることが出来ない。そうやって考えるとまんざら年を取るということも悪いことではないかなと思うのだ。

 何だかつまらんぼやきになった。許されよ。



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