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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

いまここにいる - 2013.05.16(ポケットの窓から)


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 毎朝散歩する川沿いの小道。今は紫の小さな花が咲き乱れている。矢車草や赤つめぐさ、ピーピー笛のカラスノエンドウも花は奇麗な赤むらさき色だ。もう少したてば雑草が背丈ほども生い茂ってくる来るのだけれど、今のうちは可憐な花畑のようだ。本来雑草などと言う植物はないはずで、人の思惑などどこ吹く風で自らの陣地を増やしているだけなんだろう。それにしてもこんな風景は癒される。

 上の写真は携帯で撮ったものだけれど、昔のようにフイルムで現像するわけではないから撮ったそばから状態が確認できて幾らでも撮り直しが出来る。で、そのまま直接ブログに転送できるわけだから凄く手軽である。紙にプリントしない限り実際には存在しない。これも何だか不思議だな。記録性は抜群に優れているけれど、実際に残ってゆくかと言われればどんどん消えてゆく運命にある。なぜかみんな写真にとって残そうとする。

 このあいだアントニオ・ロペスを見たけれど、絵を描くというのは物を写す事ではないんだということにしっかり気付かされた。描写するということだけでは日本人の現代の作家の方がもっと凄い人はたくさんいる。彼がやっていることは、自分の存在を見つめる事で、そして描く事で確認する作業なんだなと思った。だから上滑りでない、確実な存在感を感じる。

 人が「いまここにいる」ということを確認する事は百万遍叫んでも、何万文字で証明してもなしえないことなんだけれど、たった一つのものに触れるだけで、「あぁ確かに私はここに居る」と確認できる。バーチャルでは絶対にできないことだ。

 人が絵を描くのはそんな意味もあるのではなかろうか。


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