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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

アントニオ・ロペス・ガルシア展 - 2013.05.13(ポケットの窓から)

はる 4328
 国展の撤去作業のため何回目かの東京出張ボランティアに出かける。大きな団体とはいえ自動的に誰かが運営しているのではなく、当たり前のことだが、小さなグループ展と変わらず一人一人が動かしているということがよく分る。会員になれば誰かが祭り上げてくれて絵だけ出品すればいいのかと自分勝手に誤解していたところがある。とんでもない話で、一般で出品している時は大事なゲストで構成員になったらスタッフで働くということだ。

 営利の団体ではないので各構成員がボランティアで働くと言うのは考えてみれば当然の事だ。そのことはあまり大きな声ではいわれないな。で、会員になれば画家として一人前、作家として生きてゆけるかと言えば、ほんの一握りのスーパースターを除けば、ほとんど無理だろう。ただ免許を持っているというだけでそれで実際に営業できるかどうかはその人の努力しだいと言うわけだ。

 それでは全く意味ないかと言われれば、そうではない。確かに作家活動と言うのはただ一人でこつこつやって行く孤独な作業だ。基本的にはその方が好きなんだけれど、年に一度くらい集まって騒ぎたい欲求が出てくる。同じ志を持った連中と話がしたい、そんな気もするんだな。趣味的な作家が多くはなったとはいえ、やはり優れた人物もいるわけで、そんな連中とお祭り仕事をやるのは楽しいことだ。

 閑話休題
 朝一番に出かけて、渋谷のBunkamura 美術館でアントニオ・ロペス・ガルシア展を観た。この展覧会は是非ほんものを見たかった。最近は博物館的な骨董的な古物ばかりに興味があってなかなか現代の作家の展覧会に行く気になれなかったのだが、この人物はどうにもそそられる作家の一人で是非本物が観たかった。

 最近は多くの団体展でもこういった奇麗な人物を細かく描写する作家が多いけれど、彼の表現はただものを細かく描写すると言うだけのものではない何かがある。スペインの好きな現代作家にタピエスがいいるけれど、彼なんかにも共通する骨太の造形のエスプリなんだな。ピカソなんかにもつながるスペインの風土なんだろうな。けっして日本人がやっているような細かいだけの仕事ではないのだ。


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