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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

何故絵を描くのか - 2013.05.07(未分類)
はる 4322
 何故絵を描くのか?長く公募展などに出品していると、展覧会が迫ってくると自動的に臨戦態勢になってゆく。一番の弊害は展覧会のために絵を描くという本末転倒がいつの間にか当たり前になってゆく事だ。本当はやむにやまれぬ内なる欲求があって、どうしても何かを表現したくて絵筆をとるというのがまともな構図だと思うのだ。

 そんな内なる欲求を待っているととても年一度の展覧会に間に合わない。だからそんな事とは関係なく絵らしきものをこしらえて期日に間に合うように出品するのだけれど、作家本人にさえ何が言いたいのか、何を表現したいのか理解していない状態だから、まして第三者が観て理解できるものではなくなってしまう。

 まだ会の下っ端で何とかキャリアを積んであわよくば受賞して会の構成員になりたいという出世意欲があるなら大きな作品を描いて発表しようという動機は不純だけれど、モチベーションにはなる。けれど、それは絵を他人と競う合う道具として使っているわけで、本来の姿ではない。それを続けてゆくとどこかでおかしくなる気がする。そのことに気付いていない人も多い。

 人は何故絵を描いてきたのか?自己表現というけれど「自分を他人に理解してもらいたい」そんな事のために長い時間絵に関わってきたわけではない気がする。「私が・・」「僕が・・」などというものは、子供のお話のようで、観たくも聴きたくもない。あえて他人の愚痴を聞く物好きもいないだろう。

 原始的なアルタミラの壁画とか古墳の壁画、敦煌などの洞窟の壁画、祈りのためのイコンなどに惹かれるのはそこに人間本来のやむにやまれぬ、個人の好き嫌いなどを越えた、普遍的な理が感じられるからだ。出来うるならば生きているうちにそこらあたりまで行きたいと思う。

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