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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

深い闇や無意識の自分と対峙すること - 2013.04.18(ポケットの窓から)

はる 4303
 美術の窓2013年5月号p94「日本人の基層心理」宗雪孝夫より
「・・画家になるために絵を描いてきた人と、絵を描いて画家になった人がいる。前者は表現することの必然に無頓着でいられるが、後者は表現する事の必然を必死になって模索する。自分の心底をみつめ、心に嘘はつきたくない、という思いからである。・・中略・・表現する事は外界を写すのではなく内界を写すことだ、ということを突き詰めるとそういうことにならざるをえない。その図式は文字によって思考する作家の方がはるかに顕著だろう。物語の誕生に立ち会うということは、未整理のまま取り残された深い闇や、意識に生きえなかった過去の自分と対峙すること。物語を書くことの底流には「胸が張り裂ける思い」へのカタルシスが流れている。・・」引用終り
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 毎朝この川沿いをゆっくりと歩く。雨の日以外はわりとまじめに歩いている方だと思う。これも大病してからのいい生活習慣だ。ふつふつを考える事が多い仕事柄、こんな一日の始まりがけっこう気分転換になっていると思う。

 上の文章はたまたまグループ展の記事が掲載されたために送っていただいた『美術の窓」の中にあった文章。「画家になるために絵を描いてきた人と、絵を描いて画家になった人がいる」というのは
上手い事いう。画家になるための研究所や学校や大学、研究所といわれる予備校はたくさんある。多くの画家を志す若い人はそのために一生懸命勉強して技術を学ぶ。

 学校を卒業した優秀な生徒はそれで一人前の画家になったつもりでいる。確かに普通に考えられる作家としての技術や技能は学校を出ることで見につけることは出来るだろう。いやそれ以外に正統な方法はないのだ。

 百人の作家がいれば百通りの作家への道がある。それは誰れも教えてはくれないし、教えられるものではない。絵を描く事で自らに問いかけるしか方法はないのだ。本当はそのことのほうが大事なのではないかな。

 


リスト『巡礼の年 第1年 スイス 第8番「郷愁」』



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comment(6)

 
 
 そうですか、咲子さんも読みましたか?マイナーな曲ですが、なかなかセンチメンタルでいいですね。かなり売れているようですよ。

リスト『巡礼の年』 
村上春樹の新作を読んで、どんな曲なんだろうとおもっていましたが、ここで聞かせて貰えるなんて。
有り難う御座いました。

 
 いいのさん、こんばんは。
 そうですね、日ごろ思っていることを的確に文章化されていたので思わず引用しました。やっぱりそうなんだと確認できたので、ありがたいです。三文雑誌にもいいことが書いてある。

こんにちは 
この文章いいですね。読んでみます。

 
 こんにちは。そうですか、私は毎朝ここを散歩することにしています。春夏秋冬すべて慰められます。コメントありがとうございました。

なつかしいです! 
昔、上小河原町と云って居た頃、千秋橋を渡り、
南中への通学に毎日写真の位置から眺めて通いました。 
周りは変わっても荒川の流れは変わりませんね。

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