FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

流れ者、旅人、異邦人 - 2013.02.11(ポケットの窓から)

はる 4238
 この町に来てもう30年以上経ってしまったけれど、最初に驚いた事の一つは「組」という自治組織が生きていることだった。組というと戦前の隣組をほうふつさせるのでどんな強制力があるのか、最初に聞いたときは思いっきり引いたけれど、まぁ早く言えばどこにでもある自治会のことなので心配する事はなかった。それでも春には花見があるし、夏には夏祭り盆踊り、運動会に文化祭とけっこう活動している方ではないだろうかな。葬儀が出ると面倒だけど、来年度は組長が順番でまわってくる。結構憂鬱だ。

 若い頃に地元を出てしまったので分らないのだが、例えば今だに小学校の頃の幼馴染と同じ地域に住んでいるというのはどんな感じなんだろう。実家も当時住んでいたところから引っ越してしまったので、たまに帰省しても近所に幼馴染が住んでいるということはない。個展などでたまに同級生に会うとタイムスリップしたような凄く不思議な感覚に陥る。

 私など何年住んでも何だろう、やっぱりここの人間ではない。だから意識の上では地元の作家にはならない。どこからかやって来て、どこかに消えて行くそんな人間の一人として認識されている。

 流れ者、旅人、異邦人、そんないいものでもないけれど、田舎に住んだ事のある人は多分そんなちょっとした疎外感のようなものを感じるだろう。まぁそんなしがらみのなさというのを求めてここに来たのだがね。


comment(0)

 
secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4075)
未分類 (209)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (166)
作品 (236)
写真 (69)
今日のアトリエ (83)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (57)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (21)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (7)
フリーエリア

designed by まて