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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

行ったり来たり - 2013.01.27(ポケットの窓から)

はる 4223
 時々上のような無意味な絵の具のしみのようなものをアップする。実はこれは絵を描く時の試し描き及び絵の具の捨て場、要するに落書きのようなものだ。しかし、これが実にいい作品になっている場合がある。前衛絵画などのオートマチズムのようなものか、作ろうと思って作ってしまえばそれはもう無意識ではない。

 絵を描くという行為は極度に作為的な行為ではある。それを出来るだけ感じさせないようにする方は二つあって、一つは徹底的に描写する。描いて描いて描き込むことで没我の境地に至る。アカデミックな写生画や細密描写。

 もう一つは何も考えずにただ描く。先ほどのオートマチズムに近いかな。アールブリュットなどのやたら細かく同じような形を繰り返す手法。極度に装飾的な絵。禅で言うところの「 只管打座」無念無想、なかなかすんなりとはその境地には至れない。

 一つはいわゆる学校などがすすめるアカデミックな美術教育で、まぁ普通に画家になろうとするとそういったコースを勧められるし、一応社会的に認められているので大きく崩れる事もない。間違ってもカルチャーの講師とか学校の先生や画熟の先生になれるので、路頭に迷う事はない。

 もう一方の方は、たぶんに病的であるな。私が良く言う「あちらの世界」の』住人が多い。またはそれを克服するための治療法として使われることもある。

 芸事は難しい。こちらの世界だけにいたのではなかなか本当の所は分らない。時に『あちらの世界」を覗いて「こちらの世界」に戻ってくる。行ったり来たりがある程度自らの意思で出来なければ、本物にはなれないのではないかとも思う。ときどき「あちら」に行きっぱなしになる人がいるので恐ろしい。

 まぁ歳とって自然に『あちらの世界」も住人になる人もいるからね。色々だ。


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