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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今頃になってそんなことを思い出した。 - 2013.01.25(ポケットの窓から)

はる 4221
 子供の頃のはなし。

 あれは幼稚園に通っていたころだ。幼稚園などというところはたぶん当時も今もあまり変らないのじゃないだろうか、お話を聞いたり、お絵かきしたり、お遊戯したり、お歌を唄ったり、そんなことで一日が過ぎてゆく。

 年に一度の学芸会のようなものがあって、秋の虫の音楽会というふうなテーマだった。それぞれが何か虫の被り物をしてカスタネットやタンバリンを叩いてがしゃがしゃやっていたのだ。そのバックに大きな模造紙で色々な虫の絵を描いた。

 女の子だったけれど、カマキリの絵を模造紙いっぱいに大きく描いた。みんなはそれはそれ幼児っぽい何かを描いていたのだろうけれど覚えていない。それを見て私は子供心に度肝を抜かれた。というのか、こんなやり方があったのかと非常にショックを覚えたのを未だに良く覚えている。

 子供ながら、絵は上手いと自負していたのかもしれない。それを根底から覆すようなどえらい才能をみせられて、上には上がいるものだと人生の初めての挫折を感じた。

 中学生の頃のはなし。

 当時流行っていた漫画に横山光輝の「鉄人28号」があった。結構仲の良かったY君はあまり頭は良くなかったけれど、漫画を描かせればそれこそスーパースターだった。鉄人が空を飛ぶ様子を上から下から斜め横から自由自在に描く事ができた。それだけではなく、鉄人を解体して半分スクラップになったような透視図のようなものも、短い鉛筆を転がすように使ってスラスラと描けた。これもまた大いなるカルチャーショックだったな。
 
 K君は大人しい頭のいい子だった。卒業する時の文集の表紙か中のカットかどうか覚えていないのだけれど、美術の先生に頼まれて学校の周りのスケッチを描いていた。それがそんなに上手くはないのだけれど、独特のナイーブな線で表現されていていいなぁと思った。実はそれがうらやましくて仕方なかったのだ。だからよく覚えている。

 まぁ今頃になってそんなことを思い出した。


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