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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

無名の人として - 2012.07.12(ポケットの窓から)

はる 4034
 何事もそうなんだけれど、全面的におんぶに抱っこという状態はあまり好ましくない。それは企業なんかで言えば独占企業、国で言えば独裁みたいなもので、誰も文句が言えない批判できないという状態は長く続くと自然に内部から腐ってゆく。利権や賄賂のようなものが大手を振ってまかり通る「無理が通れば道理が引っ込む」『長いものには巻かれろ」「もの言えば唇寒し秋の空」となる。

 就職している限りあまり身近に感じないかもしれないが、商売をしている場合大口の取引だけで成り立っている関係というのはとても危ないような気がする。例えば何かのトラブルで明日から取引は止めにするといわれる、これはすぐに死活問題となる。なりふりかまわず取りすがって何でも致しますという醜態をみせることになる。

 これは原発の話ではないのだ。よくよく考える私のような全くの個人商店でも同じような事が言える。例えばデパートの画廊は普通の街中の画廊に比べて大口である。デパート側からすれば作家は『先生」で何かと持ち上げてくれるのだが、あくまでこれは立場上だけである程度の成績があってはじめて成り立つ事である。売れなくなったら次の契約は無い。だから必死になって売れそうな絵を描くということになって、本末転倒サラリーマン作家と成り下がるのである。

 そうならないためには、内緒の話だけれど教えてしまおう。出来るだけたくさんの自分のお客さんを持つことだ。発表はする場所はどこでもいい,都会の有名なデパートでも街中の小さな画廊でも、地方の名も知らないような画廊でもいい。展覧会には出来るだけ顔を出して、顔つなぎするのがいい。作家ととして表現者として一人の人間として、誠心誠意まことをつくすことだ。これが私のような無名の作家が生き残る方法だと思う。


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comment(4)

 
 
 こんばんは、福田君
 そうですね、そうやって絵を持ってもらっている以上、やり通すだけの責任があるように思います。またお話しましょう。では

 

良い話だと思いました。

前に、榎並さんが絵描きは地方をまわる演歌歌手だ、なんて言ってましたが、
表現したい絵を描いて、それで生活できるなんて
遥か彼方にある気がします。


 
 こうやってブログに内緒話を書くことにときめきを感じます。露悪趣味にならないように気をつけます。

 
あまりに率直な「内緒話」にびっくりしました。どんな商売でも、小さな個人商店が生き残るには、「誠をつくす」以外に方法はない。僕もそう思います。

secret


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