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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

大馬鹿野郎だ。 - 2012.05.29(原発)



Arvo Pärt - Alina!
はる 3990
 
福島の原発の破壊された見慣れた写真。今も一年前とほとんど変らない状態でそこにある。変らない事がとんでもない異常事態だということを示している。普通にその場に近づきさえ出来ないなのだから。

 これを見ると人類の英知など自然の前ではたかが知れたものだということがよく分かる。元々宇宙には放射線を含む宇宙線が飛び交っている。太陽の熱と光は核反応の結果だし、星が爆発すれば色んな目に見えない素粒子が地上に降り注ぐ。人体など簡単に通り抜けてしまうこれらの宇宙線は、DNAを傷つけてしまう。まぁほとんどが生物に有害なものだ。

 それゆえ生物は地上に発生する事ができず水の底で生まれた。生物の源である水は放射線など有害な宇宙線をカットしてくれる。原発の燃料のウランが水の中にストックされているのは冷やすというだけではない理由がここにある。その後、色んな理由でオゾン層が出来て紫外線を含む有害な宇宙線がカットされるようになって、やっと生物は地上に顔をみせる事ができたのだ。

 宇宙が誕生する超不可思議な世界では、時間や空間さえ一点に凝縮される摩訶不思議な世界で空想さえ容易にはできないのだけれど、一つだけいえることはそこは「この世」ではない何処かで、無論人などが入り込める世ではない。もともと住む世界が違うのだ。

 原子、電子、核反応とはそんな世界の話だ。E=mC2、単純に考えて、物は膨大なエネルギーを抱えていると言う事だけは分っている。その部分だけ注目して次世代のエネルギーは核だなどと騒いでいるいるけれど、それを取り出すのは容易ではなく、神の力を借りるしかない。それ故、いったん火がついてしまうと人では消す事も止めることもできない。

 宇宙がどうして出来ているのか分らないように、原子の世界も実のところ未だによく分かっていないのだ。そこで出来てしまった放射線などのやっかいな生成物は人工的に無毒化できない。自然に無毒化するのを待てばそれは宇宙的な時間を要する。だから出来てしまった放射線を出す生成物(死の灰)はまとめて埋めるしか出来ない。埋めても燃やしても無くなりはしない。ほぼ永久にこの地上にあり続ける。そんなものをどうして使おうとするのかよく分からない。

 原発がなくなれば電力が不足しますよ、経済的にダメージを受けますよ、それもいいのですかと未だに脅迫じみたメッセージを出し続けているけれど、それは根本的に違うだろう。仮に人類が生き残るためには毒を造り続けれなければならない、それが人類の避けては通れない宿命だと言うのであれば、反対に今の生き方のほうを見直すか、とっとと諦めるしかない。
 
 人というのはよく分からないなぁ。分りきった事がやめられない、止められない。明らかに違うだろうということが止められない。あれだけの犠牲をはらって、人類がひょっとするとここで終わってしまうかもしれないという選択を迫られているにもかかわらず、今の生活を続けようとする。現実を見ないようにしている。まぁいいか、とやり過ごしている。本当にいいのかこれで。

 大馬鹿野郎だ。あほか。


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