FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

バッハの無伴奏組曲 - 2012.04.15(ポケットの窓から)

はる 3946
 今年は桜の開花も遅かった。それでも季節は確実に移ってゆくようだな。散った花びらのじゅうたんの間からタンポポが芽を出して黄色い花をつけている。なんでもない風景がけっこうしんみりと心打つ。

 今日は久しぶりのチェロのレッスンの日、といえば格好がいいけれど一ヶ月に一度しかレッスンに通わないのでまともな生徒ではない。チェロの歴史は意外に長い、もう20年以上のキャリアはあるのだが、独学というのか独習の期間が長かったので今更先生についてレッスンを受けてもなかなか癖が抜けない、何とか見様見真似で弾いてしまう、これが上手くならない理由だな。だからこのまま独習で通せばそれでもいいのだけれど、独学と言うのはこれまた続かないのだな。面白いところしかやらないから、基礎的なまめな練習がクリアできない。

 こういうレッスンを受けて感じる事は、例えばおいしいチェロのメロディーなんかがあるでしょう。「おくりびと」なんかもそうだけれど、そういったおいしいメロディーだけ自分で弾いても面白くないんだな。始めの頃はそういったおいしいメロディーに食欲がそそられるんだけれど、それだけというのは案外面白くない。合奏(アンサンブル)にでもなって他の人と音を合わせるならばそれはそれで楽しいとは思うのだけどね。そうなるとまた集まって練習するというのが大変だ。自分だけで楽しむと言うわけには行かない。

 最近はチェロの楽譜にもCDのカラオケがついていて、自分はメロディだけ弾いて伴奏をカバーしてくれるものが市販されているが、自分ひとりでそんな事をして遊んでもあまり面白くないなぁ。

 意外なんだけれど、基礎的な練習曲ってあるじゃない。例えば半音ずつ上がってゆくスケールに毛が生えたような練習曲とか、#や♭がやたらについている面倒な練習曲とか、指使いがとんでもなく難しいやつとか、そういうのを最初は全く歯が立たなくて、ぽろぽろ一音ずつ拾っていってやがて少しずつつながって弾けるようになる、努力が目に見えるようなものそんなものの方が単純なメロディだけを弾くより面白いのだな。そういった練習を続けるためにだけ先生についてレッスンを受けているように思う。物凄く消極的な理由だけれど、一ヶ月に一度でもレッスンを受けるという刺激が無ければやらないのだ。

 バッハの無伴奏組曲が面白いのは多分そういった練習曲的でありながら美しいメロディもあるからだと思うな。聴いても美しいけれど練習曲として自分で弾いてもおもしろい。チェロのバイブルといわれるゆえんだろう。最終的にはこれにチャレンジしたい。


Bach - Cello Suite No.6 i-Prelude
Mischa Maisky


comment(0)

 
secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4075)
未分類 (209)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (166)
作品 (236)
写真 (69)
今日のアトリエ (83)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (57)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (21)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (7)
フリーエリア

designed by まて