FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

私の画法 - 2012.04.02(ポケットの窓から)

はる 3933
 私の絵はミクストメディア(混成技法)などと言われる。何回も書いたけれど、これこれと決まったやり方があるわけではない。便宜上油絵の具で描けば油彩画というし、水彩絵の具で描けば水彩画という、岩絵の具で描けば日本画という。で、疑り深い私は何々画というのは絵を描く人間が言い始めたのではなく、例えば絵の具やさんが画材を売りやすくするために便宜上区別するためにつけたのではないかと思うのだな。

 もともとこれこれを日本画だと決めたのは多分美術学校が出来て、西欧風の絵を洋画=油彩画といったので従来の絵を便宜上日本画としたのではないだろうかね。間違っているかもしれませんが・・。でこれもまた絵を描く側から言った事ではなくてまわりの人たちが便宜上区別するために洋画、日本画と分けたように思うな。

 一度これが洋画だ、これが日本画という風に決まってしまうと、あたかも有史以来伝統的に日本人は日本画を描いていたように勘違いする。それ以外は認めないと言うようなかたくなな人たちも現れる。でもなぁ、考えてみると有史以来人間は絵を描いて来たんだけれど、これは日本画とか洋画だとか意識して描いてきたわけではない。ただ単に身近にある材料で、描きたいように描いてきただけじゃないだろうか。

 今は画材があふれている。画材やに行けばほとんどなんでも手に入れることができる。パソコンによるバーチャルな表現方法も可能なわけで、そんな事を考える反対にたくさんあるがゆえに選択に迷ってしまうということになる。

 私は思うんだな、今ここに鉛筆が一本あったならばそれで何とか表現しようとするだろう。ここに水彩絵の具があればそれを使うかもしれない、パステルがればそれを使う事はちゅうちょしない。ペンキがあれば大量に使うときは便利だ。奇麗なプリント模様の布地があればそれを貼りこむ事はウキウキする作業だ。土は身近にある絵の具みたいなものだ、それも使ってしまえ。墨汁は一番手ごろな絵の具だ、うんと薄めて描いても使えるし、にじんでもぼかしても自由自在。ボンドを混ぜればどこまでも便利な画材だ。高級な絵の具で描けば高級な絵が描けるのかな。私は「あるもので何とかする」これが私のミクストメディアだと理解している。


FC2 ブログランキング  いいね!と思ったら押してください。
comment(0)

 
secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4086)
未分類 (219)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (169)
作品 (277)
写真 (99)
今日のアトリエ (85)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (63)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (22)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (7)
フリーエリア
フリーエリア

designed by まて