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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

はる 3912 - 2012.03.12(ポケットの窓から)

はる 3912
 絵を描くのに色んな技術が必要で、たまたまそんなことに興味を持ったものだから少し専門的なことも勉強してきた。といっても美大とか芸術大学に行ったわけではなく、ほとんど独学で習得したものだ。だから専門の教育を受けてこなかったというのがけっこう潜在的にコンプレックスになっていた。今更そんなことを言っても始まらないのだが、ここのところは正直なところだ。

 反対に言えば絵画的に造形的に弱くて凄くアマチュア的なところがある。だからよく言うのだが、アカデミックな絵画も分るし、素人臭いアマチュア絵画のよさも分るニュートラルな感覚を持っているニューハーフみたいなものだ。どちらかと言えば文人画に近いのかもしれないな。最近はまったく造形的な絵画手法から離れつつあるきがしている。ほとんど絵日記に近いかもしれないな。もっともっと自然にそのままに描ければいいのになぁと思っている。

 知ってしまったことを意識的に忘れる、意識しないでいるということは非常に高度な意志が必要だ。禅問答のような話だけれど、無意識の潜在意識のところまで降りてゆくことが自由にできればどんなものでも絵に出来るだろうし、絵でなくてもかまわないとさえ思っている。まぁ結局そうなりたいがための一種の修行のようなものだと思っている。

 普通の人間は、なかなかアールブリットのように潜在意識のところまで行く事は出来ない。随分遠回りだけれど、始めのうちはアカデミックなデッサンから始めてやがて普通に描写できるようになる。ところがそんなところでは飽き足らなくなって、本当はそんな技術など必要ない世界を描きたいと思うのだが、持ってしまった技術は取り去る事は出来ない。描いて描いて描きまくっているうちにやがて年取って、自然に少々ぼけてきてやっと昔の子供の頃に戻れるのかもしれないな。


comment(2)

 
 
あはははは、「世から捨てられ人」というのは言い得て妙ですね。私の作品タイトルに「さいわいびと」という造語がありますが、「すてられびと」というタイトルもいいですね。どこかで使わさせてもらいます。

 
文でも絵でも、「文人」という在り方が理想なのでしょうね。結局生き方の流儀なのですから、「文人」という生き方が榎並さんや僕みたいな、なかば「世捨て人」にはふさわしいということなんじゃないかなと思います。とはいえ僕なんか、「世捨て人」じゃなくて、「世から捨てられ人」ですが。

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