FC2ブログ

あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

はる 3909 - 2012.03.09(ポケットの窓から)

はる 3909
 「出来るだけのことをする」という言い方はよくする。うがった見方をすれば「何もしなかった」という言い訳にも使われるな。この言葉はかなりいい加減なアバウトな要素を含んでいる。0~100%まで可能性を全て含んでいる。今回の震災でも「出来るだけのことをしました、します」という言葉を何度聞いたことだろうか。

 よく話しに出るのだが「ラブ&ピース」は標語として随分と気楽な言葉だ。誰も反対しないし、体裁もいい。けれどその実何の主張も意味もない重みもない無責任な言葉だ。もし本当に真実「愛と平和」を訴えるならば、もっと具体的に何処の誰の為にこれこれをする言わないと説得力はない。嘘とは言わないが、何もやらないこととほとんど何もかわらない。

 震災の件で私は具体的に何もしていない。現場に出かけて直接ボランティアをしている人も多い。神戸の震災の時もそうだったがすぐさま寝袋や非常食と水でも担いででかけて行く人もかなりの数いたようだ。そういった意味では何も出来なかった、しなかったということで心のどこかに負い目のようなものがある。色々言っても結局何もやらないのだと自責の念に駆られる。

 本当は毛布一枚でもカンパン一缶でも現地に持っていったほうが、こうやって何もしないでうだうだ考えているより何千倍も役に立つということは分っている。でも多分これからも具体的に現場に出かけてということはしないだろうなぁと思う。

 「あるもので何とかする」・・私が今回の件で初めて具体的に動いたのは、小さい子供たちがいる家族が住めるアパートを探したぐらいだ、本人たちはすごく感謝していたけれど、それも自分の中で罪滅ぼしのような気持ちがあったからだろう。他人の為に非常にすばやく動いたのでまわりの人は凄く誤解していたけれど、自己満足の一つに過ぎない。

 私が出来る事は何かといえば、何の役にもたたないけれど、こうやってうじうじと考えて自己を正当化しようとして傷ついている「わたし」を描く事なんだろうな。これも「あるものでなんとかする」の一つのあらわれじゃないだろうか。


comment(0)

 
secret


カテゴリ
アーカイブ
シンプルアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール

あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリ
ポケットの窓から (4075)
未分類 (209)
日記 (942)
ベッドの上の王国 (15)
裸婦クロッキー (166)
作品 (238)
写真 (69)
今日のアトリエ (84)
「家族ごっこ」挿絵 (10)
未選択 (45)
ブログ (58)
you tube (102)
原発 (75)
イタリアスケッチ (21)
画集「こたえてください」1 (24)
「こたえてください」2 (6)
「山峡」挿絵 (7)
動画 (7)
フリーエリア

designed by まて