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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

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個展を始めた頃 - 2011.12.04(ポケットの窓から)

はる 3815
 個展そのものは随分と昔からやっている。第一回が83年だから仕事を辞めて帰ってきた年の秋に、まだ美術館がなかったので県民会館の地下で大きな作品ばかりを並べて凱旋の展覧会をやっている。その間に街中の小さな喫茶店で展示会もやっているけれど、本格的な個展はこれが初めてだった。その3年後86年に「四季の丘」というタイトルで、これもまた大作の風景ばかりの個展を同じ会場でやった。自分では随分がんばったつもりだった。けれど反響はほとんどなかった。

 個展と言うのは作品の発表で公募展用にこしらえた大きな作品を並べて自分の主義主張を見てもらうのものだという考え方はここまでだ。こういうやりかただと、三年に一回個展をするのが精一杯で、やったとしても「よくがんばりましたね!」で終わってしまう。学生や学者、趣味でやっている個展ならそれでもいい。けれどこんなことをいくら繰り返していても、誰かが見つけれくれて世の中に出るなどということはほとんど不可能だ。ましてこんな田舎で誰も見もしないような地下の展示場でいくらがんばっても空しいと思った。

 スタイルとして大作だけ並べる個展というのをやめにした。一年間なら一年の間に描いた作品を大小織り交ぜて展示する。自分の一年間の活動報告的なスタイルにしょうと思った。絵描きである前に一人の人間として何を考えてどう生活したかということを展覧会を通じてみてもらう、そういったスタイルならやっていても意味があるし、面白そうだと思った。(芸術家)アーティストなどとはおこがましい、単に芸人でいいとおもった。

 88年、会場も東京の銀座でやる事にした。当時、こちらで知り合った絵を描く仲間も東京で個展を開催する機会が多くなってきた。そうは言ってもやはり地元と違って経費がかなりかかるわけで、苦しい生活の中からその経費を捻出するのは並大抵の事ではなかった。出来るだけ色んな掛かりを切り詰めて、滞在にはウィークリーマンションを一週間借りて、自分の車で生活道具も出来るだけ詰め込んで移動する。まぁそれもこれも楽しかった。

 その銀座のT画廊も今はもうない。一週間で15万ぐらいではなかったかな。同じような画廊が銀座には星の数ほどあるけれど、これは破格だったのではないだろうか。売れるなどということはほとんど期待できないわけだから、一年間かけて個展の経費を何とか捻出する、それが当時の私のライフスタイルを決めた。ここでは5回ぐらいやったのではないだろうか。

 当時、今では有名になった色んな作家が盛んに銀座で発表している最中で、毎年やっているとそういった同じ世代の優れた仲間と知り合いになった。そのことも随分と財産になったと思っている。

つづく


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