ギャラリーSHIMA
展示の様子
はる 3775
純粋であるというのは褒め言葉ではあるけれど、ある意味度量がない、偏っている、見方が浅いと言う事にはならないかな。芸の上の話だと偏向すればするほど面白いということは分るのだが、もう少し上になって何のために芸事をやっているのかと考えると、芸のための芸じゃ本末転倒。そんな事のために一生をかけたんじゃつまらんだろうなどと思うわけだ。
人間修行のために芸事をだしにしてやっているわけで、人間が大きくならなきゃやっている意味がないと思うのだな。よく芸術家は波乱万丈で、人間として人格破壊されていても芸術家としてひいでていればいいなどと言われるけれど、疑問だな。そんなのじゃ一流の芸術家でなくて私はいいな。二流三流で充分だ。
たとえ無理であったとしても、人間的に包容力のある大きな人になりたいと思うのだ。
ここのオーナー夫婦とも昨年、神戸の画廊で偶然に知り合いました。昨年はほとんど何の収穫もなかったのですが、唯一の収穫は人とめぐり合ったことでしょうか。なんでも続けることですね。