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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

面白い試み - 2011.10.22(ポケットの窓から)


甲府第一美術館
山梨県立第一高高等学校
2011 10/17~23
はる 3772
 水滸伝を読んでいると役人というのは腐敗すると言う前提で書かれている。無論これは現代の作家の創作であるから、そっくりそのまま古い中国の話だと言うことにはならないのだけれどね。それでもそこには現代にもつながる何かが隠れているように思う。

 小さなグループでも大きな組織でも同じだと思うのだが、何もないところからとか、古い体制を壊して新しい形を作り上げて行くときというのが一番創造的で、魅力に満ちている。それが段々に固まって管理維持が日常になってくると腐敗してくる。利権のあるもの、上に立つものはその権利をどうにかして維持しようとするし、新しい勢力を色んな形で排除しようとする。そこに何かしら良からぬ力がはたらく。

 人というのはどうしても群れたがる業を持っている。全くフリーで無所属でやれるほど強くないのかもしれない。一度群れて自分はそこの成員になると、今度は反対に出来るだけその数を増やさないようにする。その方が一つ一つの価値があがるからだ。徒党を組んでその勢力を出来るだけ増やすことに全エネルギーを費やす事になる。

 ・・こんなことを書くつもりではなかった。

 高校の文化祭をひとつ見に行く。ゲリラ的に学校を一つの表現の場として開放してゆくという一人の美術教師の試みだ。全校生徒を巻き込んで何かを発信してゆくという姿は好感が持てる。美術家というのは一人相撲で自己満足的になることが多いのだけれど、彼は美術教員であるということを逆に利用して活動しているようで面白いと思った。


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