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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

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我が心の古里・TB - 2005.08.22(日記)

(はる504より転載)

 古里はしだいに寂れてゆく。


 街中にこの街では老舗のデパートがある。そのデパートも最近あぶないという噂を聴いた。まぁなぜ駄目なのか一度中に入って買い物をすればよくわかる。むろん時代も悪いのだけれど、店員さんに元気がない。これじゃやっぱり楽しくないのだ。これは大きなポイントだと思うけれど、関係者諸君どうだろう?
 

 いっとき景気がいい頃はこんな小さな街でもデパートが何軒かあった。しかしこの頃は町中は地盤沈下が激しく、デパートはもちろん大手のスーパーも手を引いてる状態だ。


 明らかに町中には人影も少なく、その分魅力もなくなった。商工会議所もあわててなんだかんだ手をうってはいるようだけれど、後手後手で上手くいってるとは思えない。午後五時を越えたら町中はシャッター通りとなり、商店街は妙な奴らが跋扈する無法地帯と化す。面白いことは面白いのだけれどまともな人間が楽しめないような街は死んだと言うことだ。


 全国どこでもそうなんだといことを聞いた。街は人で成り立っている。人が行って楽しめないようなところは次第にくたびれていくのは目にみえているのだ。
 イタリア滞在記の中にこんな事を書いた。少し関係ありそうなのでここに載せておきます。

「 このアーチをくぐって行くと、小学校前の道につながる。たぶん何百年も変わらないこ の街角の風景は、子供たちの親もそして又その親も見た風景なんだろう。変わらない事は 変わる事より難しい。町のあちこちで修復がなされている。たとえ石造りの建物にしても ほっておけば、やがて崩壊していく。自然なままに見えて、実は精一杯の努力をしている 。


 その根底を成しているものは、本当にいいものはいつまでたってもいいものである、と いう自国の文化に対する絶対の自信と誇りである。それらの事は、そこで生活する人にも 言えて、子供たちと年寄りが広場や公園で同じ場を共有し、お喋りに興じている。老人は 自分の人生に自信と誇りを持ち、若者たちはその姿に将来の自分を見る。
 

町は人がいてそこで生活し、学校や美術館があり、人々が集まるカフェやバー、公園や 広場があってそれらが有機的にバランスよく配置されていて、子供も若者も年寄りも隔て なく楽しく生きていけるのが理想だと思う。十年経ったら全く町が変わってしまった、と いうような大きな理想のない町づくりは、永い目でみればとんでもない無駄 だと思う。古 ぼけた一本のアーチのある通りを見ながら、そんなことを考えた。」



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