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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

針穴写真 - 2011.08.14(ポケットの窓から)







 


はる 3703

 一つ一つの絵もそうなんだけれど、50点いま同時進行で描き進めているとすれば全部が同じ程度に進んでゆく。50点が大きな一つの作品として進んでゆく、そんな描き方をするということかな。けっして一つ一つ仕上げては行かない。



 だから最初は何が描かれているのか、まるっきり分らない。ほぼいたずらがきに近い状態。で段々に姿かたちが現れて来る。上の絵は私の前を何回か行ったり来たりした過程で、少し形が見えてきた状態。マリアさんかな、それとひざまずいた人とそれを見守る人、の三人のひとがた。ひとまずそんなとこで置いておく。そのまま仕上がりになることはまずないだろう。でもここらあたりが一番面白いかもしれない。



 ちょっと話が飛躍する。



 針穴写真の原理を頭の中で想像する。針穴を通して世界が反転した状態で暗箱の壁に像を結ぶわけだ。そこにフィルムがあれば焼き付けられる。見えてはいなけれど、その暗箱のなかには外界の全てが凝縮された状態で詰め込まれている。もし、誰もいない真夜中に空にその針穴を向けたとすれば、遠い遠い宇宙の果てまでそこには写っているはずだ。



 我々の知っている宇宙は無限の広がりを持っているのだけれど、認知できる宇宙は多分針穴からのぞいた世界と同じようなものでないかと思えてくる。そう考えると無限だと感じていた宇宙が高々その暗箱の中に存在する宇宙と同じようなものだろう。



 人の一生というのも例えばそんな針穴からのぞいて見たのと同じようなものだとは考えられないかな。みんな自分が主人公だと思ってはいるけれど、実際の話たった一本の針穴活動写真でしかない。人類いや世界そのものが針穴写真のなかにある幻のようなものだ。



 話が分らない方向に進んできた。言いたい事は分ってはいるのだが、うまいぐあいに言葉にならない。このことはまた考えたい。今日は眠い。




comment(2)

 
No title 
 今晩は。コメントありがとうございました。少し考えを進めるつもりでしたが、来客があり出来ませんでした。いずれまた。

No title 
これ、すごく面白い。僕も良く考えてみます。

secret


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